温レシピにも、冷レシピにも!キャベツを使った人気のレシピ5選
2016/07/31
tomotaron
大分と言えば別府や湯布院などの温泉地や、関アジ、関サバなどのブランド魚が有名です。そんな人気観光地「大分」には、由来を調べると興味深い郷土料理がたくさんあります。ここでは数ある大分の郷土料理の中から、どこのご家庭でも作れる5つのレシピをご紹介します。
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ①とり天
大分の代表的な郷土料理と言えばこの「とり天」です。大分県の鶏肉の消費量は日本一です。その鶏肉に衣をからめてふわっと揚げています。
昭和37年に、市内のある食堂から誕生し、今では大分の食卓にかかせない県民食となっています。
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ①とり天
材料(4人分)
鶏むね肉 2枚
揚げ油 適量
A
・ニンニク(すりおろし) 小さじ1/2
・ショウガ(すりおろし) 小さじ1/2
・しょうゆ 小さじ2~3
・砂糖 小さじ2
・酒 小さじ2~3
・ゴマ油 小さじ2
・塩 少々
・コショウ 少々
〈衣〉
・卵 1個
・冷水 1/4カップ
・薄力粉 1/3カップ
・片栗粉 1/3カップ
① 鶏むね肉は一口大に切って厚手の保存袋に入れ、Aの調味料をすべて加えてよくもみ込む。15分ほど漬けておく。
② 【衣をつくる】 卵を溶き、冷水、薄力粉、片栗粉を混ぜ合わせる。
③ 鍋に揚げ油を入れて180℃に熱し、①を②にくぐらせてカラッと揚げる。
☆ポイント☆
鶏むね肉は少しずつ油に入れて揚げると、温度が下がらずサックリと揚がる。
大分市内にはとり天を出しているお店が多数あります。お店によって味付けが異なっているので、観光に来た際には食べ比べてみるのはいかがでしょうか?
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ②だんご汁
「だんご」と聞くと丸いものを想像しますが、大分の「だんご汁」はそうではありません。
大分市のだんご汁の「だんご」は麺状に細く手延べしたものを指します。それに里芋、椎茸、ゴボウなどの山の幸を加え、味噌仕立てにしたものが「だんご汁」と呼ばれています。
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ②だんご汁
材料 (4人分)
だんご
薄力粉 300g
塩 少々
水 160ml
ごぼう 1/3本
にんじん 1/2本
大根 4~5cm
里いも 2個
白菜の葉 2枚
だし汁(いりこだし) 1.5リットル
麦みそ 大さじ4※
万能ねぎのみじん切り 適宜
※淡色の米みそなら約大さじ2が目安
①
ボールに薄力粉をふるい入れ、塩を加えてさっと混ぜる。水を少しずつ入れて混ぜ、まとまってきたら15分ほどこねる。
②
生地の表面がなめらかになったら丸くまとめ、堅く絞ったぬれぶきんをかぶせる(生地には触れないように注意する)。室温に置き、20~30分ねかせる。
③ ごぼうは皮をこそげて洗う。大きめのささがきにし、水に10分ほどつけてアクを抜き、ざるに上げる。にんじん、大根、里いもは皮をむき、小さめの乱切りにする。白菜はざく切りにする。
④
②の生地をちぎって20等分にし、だんご状に丸める。表面が乾燥しないよう、堅く絞ったぬれぶきんをかぶせておく。
⑤
鍋にだし汁、ごぼう、にんじん、大根、白菜を入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたら、里いもを加える。15分ほど煮てアクを除き、麦みそを少しずつ溶き入れる。
⑥ だんごを長さ20cmほどにのばしながら、煮立った汁に入れる。だんごに透明感が出るまで煮て火を通し、万能ねぎを加える。
だんごはしっかりこねてねかせると、もちもちとした食感になり、歯触りは最高です。
野菜は冷蔵庫の余りもので美味しく出来ます。栄養満点のだんご汁。食べたら元気になりますね。
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ③やせうま
「やせうま」と聞いてもどんな郷土料理なのかピンと来ない方が多いのではないでしょうか。
これは太めの平麺状に手延べした小麦粉団子をゆでて、きな粉と砂糖または黒砂糖をまぶしたものです。
名前の由来は諸説あります。
由来は平安時代、乳母の八瀬が若君に出したおやつを気に入られ「八瀬、甘甘(やせ、うまうま)」とおねだりされたことからという説と、米粉で馬の形のおやつが作られていたのが小麦粉になり、平麺状に細長くなったため、「やせうま」とされた2説があります。
郷土料理にはその土地ならではの歴史があり、興味深いですね。
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ③やせうま
材料(約8人分~10人分)
小麦粉(中力粉) 500g
塩 13g
水 250cc
きなこ 適宜
砂糖 適宜
① 小麦粉に塩を混ぜて水を少しずつ加えよくこねる。
☆水は粉の状態を見ながら加え、一度に全部入れてしまわないようにする。
② 手につかなくなるまでこねたら、丸くまとめて、ぬれ布巾で包んで、1時間くらい寝かせる。
③ 寝かせた後、②を棒状にして、親指大にちぎる。
④ ③を手のひらを使ってのばした後、ぬれ布巾をかけて、さらに寝かせる。
⑤ 手で平らに細長くのばす。
⑥ 鍋の熱湯に落として茹でる。
⑦ 茹であがっただんごを冷ましてきなこをまぶして完成。
きな粉の味と香りが加わって、ほどよい甘さに仕上げられていて、いくらでも食べられそうですね。
夏場は冷やして食べるのがお勧めです。
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ④りゅうきゅう
大分はおいしい魚が取れる県としても有名です。
その土地ならではの郷土料理「りゅうきゅう」とは、さば、あじ、ぶりなどの季節ごとの魚の切り身を、醤油やしょうが・ゴマなどを入れた漬け汁に浸し、しばらく置いたものを言います。
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ④りゅうきゅう
材料 (2人分)
刺身用のアジ 1パック
ねぎ 1本
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
醤油 大さじ3
しょうが(すりおろし) 少々
① 刺身用のアジが切れてある物ならそのまま、切れてないものなら一口大の大きさに切ってボウルに入れる。
② ①に3~4cmの長さに切ったねぎを入れ、酒・みりん・醤油・しょうがを入れてよく混ぜ合わせる。
③ ②にラップをかけ冷蔵庫でしばらく寝かせ、食べる直前に器に移したら出来あがりです。
こちらではアジを使ったレシピをご紹介しました。旬のお魚を使って、ご家庭オリジナルの郷土料理「りゅうきゅう」を作ってみてください。
お酒のおつまみとしてはもちろん、白いご飯にのせれば「りゅうきゅう丼」としても美味しくいただけますよ。
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ⑤しんちょき
最後にご紹介する郷土料理の「しんちょきもち」は人が集まる祝いの席に出したり、子どものおやつとして昔から各家庭で作られてきたものです。
この名前の由来は
「その昔、お殿様が津久見の庄屋の「しん」という女性が作ったもちを「重(ちょう)宝」と褒めたから」
と言われています。
作ってみよう大分の郷土料理のレシピ⑤しんちょき
材 料(4人分)
さつま芋 1個
小麦粉 50g
塩 少々
砂糖 20g
あん 適宜
① さつま芋は皮をむき、柔らかく蒸す。蒸し上がったら、すりこ木でつぶし、小麦粉と砂糖、塩を混ぜて、等分に分けて丸めておく。
② 餡を、等分に丸めておく。
③ ①の丸めた芋生地を丸く平たく伸ばし、②の餡を包んで餅状にして、敷き紙を敷く。
④ 蒸し器を火にかけ、蒸気が上がったら、③を間隔をあけて並べて、強火で10~15分蒸す。蒸し上がったら、広げて冷ます。
昔から言い伝えられたこのレシピは非常にシンプルです。
素朴な味わいが人気の郷土料理です。
いかがでしたか?
大分出身の方もそうではない方も、作ってみたくなるレシピばかりですね。
お休みが取れなくてもご自宅で郷土料理を作って旅行気分になれるかも♪ ぜひお試しくださいね。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局