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皮はパリッ!身はフワッフワな鯖の塩焼きの焼き方のコツって?

煮ても焼いてもおいしい鯖ですが、一番手軽においしく食べられるのは、やはり塩焼きですよね。だけど皮がグリルの網にくっついてしまったり、身が崩れたり。手軽なはずなんだけど、もっと綺麗な焼き方ってないの?そんな方へ向けた、おいしい鯖の焼き方についてまとめてみました。

おいしくて美しい鯖の焼き方①まずは鯖を買ってきましょう。

さて、皆さんは、サバをどんな風に買ってきますか?丸々一匹?すでに下処理がされているもの?塩サバ?よく買われる方はわかると思うのですが、初めて鯖を購入しようという方のために、今スーパーなどで購入できる鯖の形態をいくつかご紹介します。

①1匹丸々購入。

お魚屋さんや市場ではかごで売っていることもありますが、スーパーでは、パック詰めにされていたり、発泡スチロールに氷水を入れて、その中にいれてあることもあります。

☆購入ポイント☆

まるごとの鯖を買うとき、捌くのが面倒臭いなあ…と言うときは、お店の方におろしてもらうようにお願いすると、捌いてきてくれます。無料でやってくれるところが多いですが、店員さんに料金も含めて相談してみてください。

②生の鯖をおろしたものを購入。

このように、半身分だったり、一匹分を綺麗におろして売ってある形です。しかし、味はついていないので、自分で好きな味付けをすることができます。

③塩サバ

こちらはおろしてあるうえに、味もしっかりついているので、焼き方も簡単です。故に、今はこの形で買う方が多いかもしれませんね?ただ、味が付いている分、煮付けなどには適さないかと思います。

おいしくて美しい鯖の焼き方②まるごと一匹買って来たら、まずは捌きましょう。

釣ってきた時など、本当に新鮮なサバを購入した時は、内臓だけ取り除いて、豪快にマルっと一匹焼く焼き方もありますが、今回は、3枚におろしてみましょう。なんだか難しそう…だけど、きっと一度成功したらまたやりたくなるはず!ぜひ練習してみましょう!

<鯖の捌き方①>

基礎シリーズ 4 ~魚の3枚おろし~

①胸びれの後ろ側から包丁を入れて(両側から)、頭を切り落とす。

☆ポイント☆

魚を捌くときは、いつも使っている包丁では切りづらいことも多いので、出刃包丁など、魚をおろすための包丁があるときれいに捌くことができますよ。

<鯖の捌き方②>

・お腹に包丁を入れて内臓を出し、流水でよく洗う。
・これ以降は洗わないので、背骨に付いている血の固まりなども落としておく。

☆ポイント☆

魚の臭みを無くすにはここが一番のポイントになります。内臓や血など、しっかりと洗いましょう。

<鯖の捌き方③>

背びれの上に、背骨に沿って包丁を入れる。

<鯖の捌き方④>

手を切らないように気を付けて!

腹側からも同じように背骨に沿って包丁を入れる。

<鯖の捌き方⑤>

尾を右にして(右利きの場合)置き、背骨の上に包丁を入れて尾の方に切る。

<鯖の捌き方⑥>

向きを変えて、今度は頭の方に包丁を入れていく。
これで、半身がおろせました。

<鯖の捌き方⑦>

もう半身も同じ手順でおろしていく。背びれの上に、背骨に沿って包丁を入れる。

<鯖の捌き方⑧>

腹側にも包丁を入れる。

<鯖の捌き方⑨>

まず尾の方、次に頭の方に包丁を入れておろす。

<鯖の捌き方⑩>

・これで3枚おろしが出来ました。
・「3枚おろし」とは、半身が2枚+中骨の3枚におろすことです。
・半身をおろしたところでやめて半身+中骨つき半身にすると「2枚おろし」になります。

<鯖の捌き方⑪>

次に、腹骨をすき取ります。腹骨に沿ってそぎ切りにする要領で包丁を入れていきます。

<鯖の捌き方⑫>

腹骨がすき取れました。

<鯖の捌き方⑬>

・最後に、骨抜きで小骨を抜きます。
・小骨の頭を挟んで頭の方に少し引っ張ったら、あとは尾の方にひいて抜きます。
・しめさばなどで塩をする場合は、塩をしたあと抜いた方が身が崩れにくいです。

☆ポイント☆

捌いたら、皮のほうに切り込みを入れましょう。

おいしく、きれいな鯖の焼き方の一工夫です。火も通りやすくなるので、忘れずに。

おいしくて美しい鯖の焼き方②塩鯖ではない鯖を購入したら、振り塩をしましょう。

今回は、基本の塩焼きの仕方をご紹介していますが、例えばみそ煮にする場合や、他の調理をする場合にも、そのまま使うのではなく、きちんと塩をまんべんなく振ってから使用しましょう。おいしい鯖の焼き方のポイントの一つです。

しょっぱくなったり、味が均等になるように塩を振るには?

よく、「高い位置から塩を振るとまんべんなく振れる」と、聞いたことがある方もいると思います。とはいえ、きちんと上手な塩の振り方を知って、ワンランク上の鯖の焼き方をマスターしましょう。

魚のふり塩/料理の基本・調理の基本

今は、瓶で塩を振ることができるようになっていますが、基本の「振り塩」のやり方もぜひ覚えておくと便利だと思います。鯖の焼き方の大きなこつの一つでもあります。

おいしくて美しい鯖の焼き方③早速、焼いていきますよ~。

鯖の焼き方には、ガスコンロのグリル、フライパン、魚焼き器、ロースターなど、様々な焼き方がありますが、今回は、ガスコンロのグリルでの焼き方と、フライパンでの上手な焼き方をご紹介します。

サバの塩焼き

2 人分

<材料>

サバ(切り身) 2切れ
塩 少々
スダチ 1個
甘酢ショウガ 適量
しょうゆ 適量
サラダ油 少々

おいしくて美しい鯖の焼き方<グリルで焼く場合>①

焼き網に薄くサラダ油を薄く塗り、サバの皮を上にして、弱火で6~7分焼き(表面に焼き色がつくくらいまで)、ひっくり返して4~5分同様に焼き色が付くまで焼く。

おいしくて美しい鯖の焼き方<グリルで焼く場合>②

薬味はお好みで。

器に焼いたサバを盛り、汁気を少し絞った甘酢ショウガ、スダチを添える。お好みでしょうゆを掛けて下さい。

おいしくて美しい鯖の焼き方<グリルで焼く場合>③

このレシピのポイント・コツ

・生魚は身が厚いもの程、塩をした後少し置いて水分を出す方が、崩れずに焼きやすいです。アジなど1尾焼きの場合は20分くらい置くのをお勧めします。
・皮面を最後に返してもう1度1~2分焼くと、皮がパリッと焼けて美味しいです。
・他の切り身魚も同様に焼けます。

おいしくて美しい鯖の焼き方<グリルで焼く場合>のポイント

皮が網にくっつかない、サバの焼き方

こちらのレシピでは、サラダ油を塗って焼いていますが、実は!「お酢」を網に塗ってから焼くとくっつかず、きれいに焼くことができます。私自身も色々試した上でやっていた方法ですが、実際に調べてみたら、その方法で綺麗に焼くことができるようです。

おいしくて美しい鯖の焼き方<フライパンで焼く場合>①

2人分

<材料>

生さば 2切れ
塩 小さじ2

フライパンでおいしく鯖を焼く、焼き方①

生さば1枚につき塩小さじ1ずつを両面すりこみます。これを2枚やってください。

フライパンでおいしく鯖を焼く、焼き方②

冷蔵庫で10分ほど置くと水分がでてきます。キッチンペーパーで抑えるようにしっかりふきとり、
さばをフライパンに並べます。皮目を下にしてください。

フライパンでおいしく鯖を焼く、焼き方③

中火で皮目五分、裏返して五分、火が通るまで焼いてください。
焼くときにフタをしないでください。皮目がふにゃふにゃになってしまいます

フライパンでおいしく鯖を焼く、焼き方のコツ

おいしくなるコツ
テフロン加工のフライパン以外の場合、クッキングシートをフライパンにひいてください。クッキングシートで水分をふくことで臭みが減ります。

<今回のまとめ>皮パリっ!身はふっくらな、塩サバの焼き方のコツは。

①振り塩をしっかりとすること

②グリルでもフライパンでも、皮から焼くこと。

おいしい塩サバの焼き方のコツは、この二つに限ると思います。簡単なようだけども、しっかりやること。シンプルな料理だけどもしっかりとやること。こうして一つ一つのお料理の腕を上げていくのだと思います。まずは鯖の焼き方から。皆においしいと言ってもらえるものを目指してみましょう。

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