記事ID18913のサムネイル画像

牛肉派?豚肉派? こだわりのある"すきやき"のレシピをご覧ください。

すきやきのレシピです。あなたは牛肉派? それとも豚肉派? 豆腐やいろいろな野菜を入れる方? シンプル派? すきやきだから好きなようにすればいいんですが、レシピにもこだわりがあるようです。そんなすきやきのレシピを見ていきましょう。

すきやきのレシピ①すきやきとは

日本では幕末になるまで、牛肉を食べることは一般には行われていなかったが、別に「すきやき」と称された料理はありました。古くは寛永20年(1643年)刊行の料理書『料理物語』に「杉やき」が登場、魚介類と野菜を杉材の箱に入れて味噌煮にする料理でした。さらに享和元年(1801年)の料理書『料理早指南』では、「鋤やき」は農具の鋤の上で鳥類を焼く料理と紹介されています。

すきやきのレシピ②当時の食べ方

食肉処理技術や冷蔵設備が未発達だったため、牛肉は固くて獣臭く、関東の牛鍋は、具材は牛肉の角切り肉を使う場合もあり、野菜はネギだけ、味噌仕立ての味付けが主流でした。その後、白滝や豆腐が使われ始め、これらを割下で煮た牛鍋が関東風すき焼きの原型となりました。

すきやきのレシピ③地方で違う食べ方

関東では

明治時代に流行した「牛鍋」がベースで、肉を焼くのではなく出汁に醤油・砂糖・みりん・酒などの調味料を混ぜた割下を鍋に張り、この中で牛肉を煮ます。

滋賀・愛知では

愛知県の尾張地方では特に名古屋コーチンで食べる場合、「ひきずり」といって、牛肉で作る「すきやき」とは区別します。滋賀県の琵琶湖沿岸ではすきやき風の味付けの鍋料理を「じゅんじゅん」と呼び、牛肉や鶏肉のほか、ウナギ・ホンモロコ・ナマズ・コイなどの湖魚や川魚を使うこともあります。

関西以西では

「すきやき」の名のとおり肉を焼くスタイルです。火にかけたすきやき鍋に牛脂を引いて牛肉を焼き、これに砂糖・醤油・酒などをかけて味を付け、さらにネギ・キクナ(シュンギク)などの野菜や豆腐・糸コンニャクといった具を加えます。

すきやきのレシピ④プロが作るすきやき


材料(4人分)

牛ロース薄切り肉(すき焼き用) 400g 大きければ2つに切る
焼き豆腐 1丁 8つの角切りにする
しらたき 1パック 水からゆでて水気をきり、食べやすく切る
長ネギ 1本 1センチ厚さの斜め切り
生しいたけ 4枚 軸を落とす
えのきたけ 2パック 根元を切り落とす
玉ねぎ 2個 半分に切り、1センチの厚さに切る。
春菊 1束 葉を摘み取る
■割り下 (混ぜておく)
だし 2カップ
みりん 3/4カップ
しょうゆ 3/4カップ
砂糖 1/2カップ
■その他
牛脂、砂糖 各適量
卵 適量

プロのすきやきレシピ①

浅めの鉄鍋を卓上コンロにかけて牛脂を溶かし、鍋全体になじませる。

プロのすきやきレシピ②

牛肉を入れ、砂糖を少々ふりかけてなじませるようにさっと焼く。

プロのすきやきレシピ③

ほかの材料も適宜に入れ、割り下を加えて煮る。(約10分ですが、必ず味をみて確認してください。丁度良い味になったときができ上がりです。)

プロのすきやきレシピ④

牛肉の色が変わったらとき卵をつけながら食べ始め、ほかの材料も煮ながら食べる。火加減は材料が焦げないように注意。

このレシピのポイント

牛肉は砂糖をかけて焼くとおいしく、柔らかく煮えます。
肉に砂糖をふるのは、砂糖の甘みが肉の味をよくするからです。特上の牛肉でなくても、このひとふりでおいしさがアップします。

すきやきのレシピ⑤関東風すきやきのレシピ

材 料(2人分)

牛肉 300g
春菊 1束
椎茸 2〜4枚
人参 1/4本
白ネギ 1本
焼き豆腐or木綿豆腐 1/2パック
うどん 1玉
白菜(お好みで) 3枚
お麩/糸こんにゃく(お好みで) 少量
卵 2〜4個
*割り下* .
◎醤油 200cc
◎みりん 150cc
◎砂糖 100cc(1/2カップ)
◎水 50cc
◎昆布だし(昆布茶でもOK) 小さじ1/2

「関東風すきやき」レシピ①

野菜、お豆腐を切る。
(糸こんにゃくは、下ゆでして水気をきり、お麩は水で戻して水気を絞っておく)

「関東風すきやき」レシピ②

割り下を作る。◎を混ぜ合わせておく。
★黄金比は醤油4:みりん3:砂糖2:水1!

「関東風すきやき」レシピ③【お肉を焼かないパターン】

鍋を熱し、牛脂を入れて脂をなじませたら、白ネギなどの硬めの野菜を焼き、残りの具材を並べて、割り下を全て入れて煮込む。最後にお肉を入れて火を通して完成☆

「関東風すきやき」レシピ④【お肉を先に焼いて食べるパターン】

鍋を熱し、牛脂を入れて脂をなじませたら、割り下を少し(お玉ひとすくい程度)入れ、2枚だけお肉を広げて煮るように焼く。

「関東風すきやき」レシピ⑤

焼き色がついたらお好みで先にお肉だけ溶いた卵につけていただく。(全部焼いてしまわないように♪)残りのお肉は最後に投入します。

「関東風すきやき」レシピ⑥

白ネギなどの硬めの野菜を焼き、残りの具材を並べて、割り下を全て入れて煮込む。残りのお肉を入れて火が通ったら完成☆

「関東風すきやき」レシピ⑦

すきやきのレシピ⑥近江しゃものすきやき(関西風)

材料 (4人分)

近江しゃも 1羽分
砂糖 約60g
醤油 約50cc
野菜 きのこ、ねぎ、玉ねぎなど大皿分
お好みの材料 うどん、糸こんにゃくなど
スープまたは酒 適量
卵 4個

「近江しゃものすきやき」レシピ①

鍋に火をかけ、近江しゃもの脂を溶かす。

「近江しゃものすきやき」レシピ②

近江しゃもを入れ、砂糖をからめて焼く。

「近江しゃものすきやき」レシピ③

さらに醤油を加えて甘辛く味付けし、きのこ、糸こんにゃく、玉ねぎなどの野菜などを入れる。

「近江しゃものすきやき」レシピ④

焦げ付かないようスープまたは、酒を入れる。 できあがったら溶き卵に絡めて召し上がれ!

すきやきのレシピ⑦味噌トンすきやき

材料 (2人分)

豚ロース薄切り 150g
豚バラ薄切り 150g
白ネギ 1本
ごぼう(ささがき) 100g
春菊 1/2束
厚揚げ 1/2枚
椎茸 4枚
卵 2個
合わせ味噌 100g
酒 50cc
みりん 50cc
砂糖 大さじ2
醤油 大さじ2
生姜(千切り) 10g

「味噌トンすきやき」レシピ①

合わせみそ、酒、みりん、砂糖、醤油、ショウガを混ぜ合わせてみそダレを作ります。

「味噌トンすきやき」レシピ②

薄く油(分量外:適量)を敷き、中火5で白ネギを焼きます。白ネギに焼き目が付いたら、豚肉、ゴボウ、厚揚げ、椎茸を入れます。

「味噌トンすきやき」レシピ③

上から1をかけ強火6にします。みそダレがなじんだら、春菊を入れ火が通れば完成。溶き卵に付けてどうぞ。

すきやきのレシピ⑧調味料は味を見ながら

材料 ( 4 人分 )

牛肉(薄切り)600~700g
しらたき(糸コンニャク)大1袋
焼き豆腐1丁
玉ネギ1個
白ネギ2本
青ネギ(九条ネギ)1袋
菊菜または セリ1袋
エノキ1袋
シイタケ4枚
麩(丁字麩)4~8個
うどん1~2玉
<調味料>
酒適量
砂糖適量
しょうゆ適量
七味唐辛子少々
卵4~8個
牛脂適量

すきやきレシピ①下準備

糸コンニャクはたっぷりの熱湯でサッとゆでてザルに上げる。粗熱が取れたら食べやすい長さにザク切りにする。
焼き豆腐は8等分に切る。
玉ネギは皮をむいて縦半分に切り、さらに横1cm幅に切る。

白ネギ、青ネギは1cm幅の斜め切りにする。
菊菜は根元からちぎり、長さを揃えておく。
エノキは袋ごと根元を切り落とし、袋に直接水を入れて軽くもむ様に洗い、水気を切って小分けにする。
シイタケは石づきを落とし、かたく絞ったぬれ布巾で汚れを拭き取り、笠に飾り切りをする(大きい場合は半分に削ぎ切りにする)。
麩は水でもどして水気を絞る。

すきやきレシピ②

切った野菜は大皿に盛り付ける。取り鉢にそれぞれ卵を割る。

すきやきレシピ③

他の具を加え、お好みで味をみながら<調味料>を加え、煮えた物から順に溶き卵をつけていただく。最後に水で少し煮汁を薄めて、うどん玉を加え煮込んで取り分ける。

すきやきのレシピ⑨まとめ

「すきやきのレシピ」いかがでしたか? これだけまとめてみましたが、炒れる具材も調味料も調理の仕方も、まさに「すき」やきでいいんでしょうね。どうぞ美味しくお召し上がりください。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ