2015/10/15
ががさま
今回は、どじょうと豆腐の地獄鍋についてご紹介します。皆さんは地獄鍋とは、どんな鍋だと思いますか?一般的なイメージだと、どじょう+豆腐+唐辛子で作った真っ赤な鍋を想像するでしょう・・・違います。地獄鍋とは、まさに地獄なのです。どじょうたちにとっては・・・
なぜ、どじょうと豆腐の入った鍋を地獄鍋というのでしょうか?まず、昆布を引いた鍋のなかに水を入れ、どじょうを泳がせます。そして、火にかけると水温が上がってくるので、当然、どじょうがジタバタし始めます。そこで、その鍋に、冷たい豆腐一丁を放り込みます。すると、どじょうが余りの熱さのため、冷たい豆腐の中に逃げ込むのです。つまり、いずれにしても、どじょうは冷たい豆腐もろとも、じっくり茹で上げられるのです・・・どじょうにとっては、間違いなく地獄の思いでしょう・・・
なぜ、地獄鍋が食されたかというと、どじょうが豆腐に潜り込むために一見したところ、湯豆腐を食べているようにしか見えないので、肉食が禁じられていた、お坊さんが食していたのが由来だそうです。
ところで、どじょうと豆腐の入手先についてですが、豆腐はスーパーでも、どこにでもありますが、活きたどじょうについては、どこで販売しているのでしょうか?私は、活きたどじょうをスーパーで販売しているのを見たことがありません。
もしかして、ペットショップ・・・でも、ペットショップで「地獄鍋にする、どじょうありますか?」なんて聞けませんね。
そこで、ネットで調べると、活きたどじょうは、ネット通販でいくらでも購入できるようです。まさにネット通販恐るべしです。
どじょう鍋(豆腐なし)
材料 (3人分)
長なす・・・3本
玉ねぎ・・・中2個
新牛蒡・・・半本
卵・・・3個
どじょう・・・200g
だし汁 ・・・600CC
サラダオイル・・・大さじ2
醤油・・・大さじ2
みりん・・・ 大さじ2
ネギの青い部分の小口切り・・・適宜
酒 ・・・1カップ
江戸の味どぜう鍋(豆腐なし)
材 料(2人分)
どじょう(生きているものを!)・・・20匹弱
料理酒(たっぷり使います)・・・適量
味噌・・・適量
ダシ汁・・・350CC
しょうゆ・・・50CC
みりん・・・50CC
砂糖・・・大さじ1
長ネギ・・・どっさり
さんしょう、七味唐辛子・・・お好みで
生姜(皮を剥いてスライスしたもの)・・・お好みで
いろんなレシピサイトで、どじょう料理についてのレシピを探したのですが、地獄鍋についてのレシピは、見当たりませんでした。なぜか、どのどじょう鍋にも豆腐が入っていないのです・・・!
なぜ、豆腐を入れないのか・・・私なりに3つの理由を考えました。
理由1・・・実際には、どじょうが豆腐に潜り込むことがないため。
理由2・・・地獄鍋の豆腐に逃げこむ残酷さが家庭の団欒にそぐわないため。
理由3・・・お坊さんの湯豆腐モドキを食すという密かな楽しみをそっとしておいてあげるため。
そこで、どじょうと豆腐の地獄鍋について試した方のレシピを次に記載してみます。
どじょうの購入
丑の日に活きたどじょうがスーパーで購入できたそうです。
うなぎの隣にでも並んでいたのかな?
豆腐も購入
もちろん、豆腐がなければ地獄鍋にはなりませんから。
どじょうを鍋に投入
どじょうが鍋の中で元気に泳いでいます。
豆腐を鍋に投入
加熱した鍋に冷たい豆腐を入れたようです。
いよいよ豆腐に潜り込むのかな?
加熱後
どのどじょうも豆腐の外で茹で上がっていたとのこと・・・。
どうやら、残念な結果に終わったみたいですね。
どうやら、どじょうと豆腐の地獄鍋を作るには、なんらかのコツか技術が必要なようです。誰にでも作れる料理ではないのかもしれません。どなたか、どじょうと豆腐の地獄鍋に挑戦してみたいという方はおられませんか?
今更ながらの話ですが、実は私の家では、2匹のどじょうがペットとして飼われています。たぶん、鍋の中で泳いでいるどじょうを見れば、水槽に移してしまうでしょう。残念ながら、私には、どじょうと豆腐の地獄鍋を実践することには無理があります。
という理由で、どじょうを食すことに抵抗のない方、私の代わりに幻のどじょうと豆腐の地獄鍋を試してみてはいかがでしょうか?
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局