2015/11/02
りんごりす
ケーキ屋さんのデコレーションケーキはいろんな形の口金が使われています。一見、使い方が難しいように思いますが、練習あるのみで慣れればいろんな絞り方ができるようになります。それがマスターできれば本格的なケーキが作れます。今回は口金の使い方を紹介します。
製菓用口金とは、ケーキなどに生クリームを絞りデコレーションするための器具です。
また、クッキーなどの生地を絞ることもあります。
デコレーションの他に、シュー生地やガナッシュの絞り出しにも使われる、最もポピュラーな口金です。
・ 丸く絞る場合
口金が垂直になるように絞り袋を持ち、口金の位置を動かさないように絞ります。適量絞ったら力をぬいて、「の」の字を書くように左下方向へ動かすと、ツノが残らず表面がきれいに仕上がります。
・ 棒状に絞る場合
口金を45度に傾け、天板に押しつけないように絞ります。
丸みあるきれいな棒状に仕上がります。
丸口金と同様、デコレーションや生地の絞りに使います。
切り込みの数が多いほど、華やかな印象に仕上がります。
模様がきれいに出るように、押しつけないように絞ります。
クリームがやわらかすぎると模様がしっかり出ません。
また、クリームが固すぎると模様がばさついてしまうので
注意しましょう。
バラの花びらを絞るのに使う、細工用の口金です。
その他、ケーキの側面にウェーブやフリルなども絞ることができます。
先の細い方を上にして絞ります。
口金を30度に傾けて絞ると、丸みのある柔らかな印象の
フリルに仕上がります。
フランスの伝統菓子「サントノーレ」のクリームを絞る時に 使います。
V字の切り込み部分を上にして絞ります。 絞りはじめは口金を動かさないで強めに絞り、最後は力をぬいて すっと引きます。ボリュームのある立体的な仕上がりになります。
モンブラン用の口金。細い糸状のクリームが絞り出せます。
口金が垂直になるように絞り袋を持ち、垂らしながら
絞っていくと、絞り目が丸くきれいに仕上がります。
生クリームを絞る場合、摩擦によってばさつきやすくなるので注意しましょう。
シュー皮にクリームを詰める時に使います。
シュー皮の底をさいばし等で穴を開け、口金の先を入れてクリームを絞り出します。穴の隙間からクリームが出てきたらじゅうぶんに入っている合図です。
細い切り込みが入った平たい口金です。
均一の厚さに絞り出すことができます。
口金を30度に傾けて絞ると、模様をきれいに出すことが
できます。
葉っぱの模様を絞り出せる、細工用の口金です。
口金を押したり引いたり前後に動かしながら手前に引いていくと、葉っぱの模様になります。
押す時にクリームを絞り、手前になるにつれてクリームを絞る量を減らしていくときれいに仕上がります。
この口金がない場合、左の写真のように絞り袋の先を山型にカットして絞っても同じような仕上がりになります。
材料(5~6人分)
卵 2個
砂糖 45g
薄力粉 30g
ホイップクリーム 適量
フルーツ 適量
1
今回はこの15cm×18cmの小さな天板を2つ使用して作りました。ダイソーで100円で売ってます。
2
天板にクッキングシートを敷く。オーブンは170度に予熱しておく。
3
ボールに卵と砂糖を入れ、湯煎にかけながらハンドミキサーでしっかりとツヤが出るまで泡立てる。人肌に温まったら湯煎は外してOKです!
4
薄力粉をふるいながら加え、ゴムべらで底からすくうように大きくしっかりと混ぜる。生地がリボン状にパタパタと落ちるようになるまで混ぜましょう。
5
生地を2つの天板に同量ずつ流し入れ、天板をトントンと落とし、生地の空気を抜く。170度のオーブンで12~13分ほど焼く。
6
生地が焼きあがったらすぐにケーキクーラーに取り出し、クッキングシートをはがしてしっかりと冷ます。
7
2枚のスポンジの間にホイップクリームとフルーツを挟み、外側にもクリームを塗る。(ナッペと言います。)お好きなフルーツで飾り付けて出来上がり☆
材料
<スポンジケーキ>
薄力粉140g
ベーキングパウダー(あれば、アルミニウムフリーのもの)小さじ1.5
塩少々
菜種油30ml
豆乳(無調整)100ml
きび砂糖55g
水40ml
<豆腐のクリーム>
木綿豆腐400g
きび砂糖80g
水60ml
バニラエッセンス適量
粉寒天小さじ1
菜種油大さじ1
塩少々
<デコレーション>
イチゴ(季節のフルーツ)10粒
ミントの葉(またはチャービル)適量
下準備
ケーキ型にオーブンシートを敷いておく。
オーブンを180℃に予熱する。
<スポンジケーキ>の薄力粉とベーキングパウダー、塩は合わせておく。
木綿豆腐を熱湯で2~3分ゆでてザルに取り、ペーパータオルなどに挟んで重しをし、厚みが2/3位になるまで水きりをしておく。
<デコレーション>のイチゴは洗って水気をきり、ヘタを切り落として縦半分に切る。
1
<スポンジケーキ>を作る。きび砂糖55gと水40mlを小鍋に入れ、かき混ぜながら煮る。きび砂糖が完全に溶けたら火からおろし、常温になるまで冷ましておく。
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2
大きめのボウルに(1)と、菜種油、豆乳を入れ、泡立て器でよく混ぜる。
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3
(2)に合わせておいた粉類を振るい入れる。泡立て器で粉けがなくなるまで混ぜ合わせ、ゴムベラを使って手早くケーキ型に流し入れる。※ベーキングパウダーは、粉と水分が合わさった時点で生地がふくらみはじめるので、手早く作業します。
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4
180℃に予熱しておいたオーブンで25分焼く。生地の真ん中に竹串をさして、何も付いてこなければでき上がり。型から出して、粗熱が取れるまで常温で冷まし、冷めたら密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存しておく。
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5
<豆腐のクリーム>を作る。きび砂糖80g、水60mlを小鍋に入れ、かき混ぜながら煮る。きび砂糖が完全に溶けたら火からおろし、常温になるまで冷ましておく。
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6
<豆腐のクリーム>の全ての材料をフードプロセッサー(またはミキサー)に入れ、なめらかになるまでかくはんする。途中、何度かスイッチを切り、側壁についた材料をゴムベラでこそぎ落としながら、しっかりとかくはんする。ゴムベラをつかって保存容器に移し、冷蔵庫で15~20分冷やして生地を落ち着かせる。
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7
<デコレーション>をする。ケーキの表面を平らにカットし、2段になるように1/2の高さで水平にカットする。ケーキの下段をひっくり返して底の部分が上に来るようにする。スパチュラを使って少量の<豆腐のクリーム>をとり、薄くぬる。イチゴ3粒分を、円を描くようにぐるりと並べ、上から<豆腐のクリーム>を広げる。
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8
上段のスポンジを重ね、残りの<豆腐のクリーム>を表面に均等にぬる。飾り用に少し残しておき、星型の口金をセットした絞り袋に入れる。
9
ケーキの周りに<豆腐のクリーム>を絞り出してデコレーションし、残りのイチゴとチャービルを飾る。冷蔵庫でよく冷やしてでき上がり。
材料
■ スポンジ生地
卵 L 2個
グラニュー糖 50g
薄力粉 50g
コーンスターチ 10g
バター 10g
牛乳 10g
■ カスタードクリーム ・・レシピID:914153
■ クリーム
生クリーム 300g分
ホワイトチョコレート 70g
グラニュー糖 10g
1
カスタードクリームはレシピID:914153 を参考に半量作って冷ましておきます。
2
型にバター(分量外)を塗り、強力粉(分量外)をふるって余分な粉ははたき冷蔵庫で冷やしておく。オーブン170℃に温める。
3
スポンジ生地を作る・・ボウルにバター、牛乳を入れて湯せんで溶かしておく。薄力粉、コーンスターチを一緒にふるっておく。
4
ボウルに卵、グラニュー糖を入れて溶きほぐし、湯せんにかけながらゆっくりのの字が書けるまで泡立てる。
5
人肌に温まったら湯せんからは外し更に泡立てる。積み重ねた生地の跡がしっかり残るまで頑張って。
6
⑤に粉類をもう一度ふるいながら加え、ゆっくり優しく時々底からすくいながら切るように混ぜ合わせます。
7
③のバターと牛乳のボウルに⑥の生地をお玉2杯分程加えて馴染ませ⑥に戻し入れて生地が落ち着くまで30秒~1分程混ぜる。
8
冷やしておいた型に⑦を流し込みます。型を揺さぶり生地を平に。トントンとテーブルで叩いて空気抜きをする。
9
温めておいたオーブン170℃で15~17分焼きます。取り出してすぐに少し高い所から落として焼き縮み防止をして下さい。
10
しっかり冷めたら型から生地を外し逆さまに取り出して2枚にスライスしておく。
11
チョコクリム・・湯せんで温めた生クリーム50gにホワイトチョコを加えて余熱で溶かします。(熱すぎない事)
12
残り250gの生クリームにグラニュー糖を加えて7分立てにし、⑪を加えて9分立てにする。(キルシュを小さじ1入れても美味)
下段のスポンジにクリーム、カスタード、フルーツ、クリームの順に盛り付け最後に上段のスポンジを重ねる。
全体にクリームをコーティングしてから絞り袋に3mmの丸い口金を付けてカスタードクリームを少な目に絞る。
最後は全体に同じ口金でチョコクリームを絞れば出来上がり。。(チョコクリームは多めなので余ります)
カットするとこんな感じ・・
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