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ゆで卵は栄養の塊!?ゆで卵の栄養でもっと元気になろう!!

普段から何気なく目にするゆで卵。ゆで卵は栄養があって健康に良いけど体に悪いとかダイエットに良いとか食べ過ぎるとよくないとか・・・。実際のところどうなんでしょうか?ゆで卵の栄養素や、ゆで卵による知られざる効果とを調べてみました!

ゆで卵の栄養価とカロリーは?

ゆで卵のカロリーってどれぐらいなのか知っていますか?実は、通常私たちがスーパーで買ってくるようなLサイズの卵一つ(60g)でわずか90kcalしかないのです。「えっ!?」と思いますよね。

そうなんです。卵って意外とカロリーが高いように思えますが実をいうとかなりカロリーが低い食品だったのです。ですから非常にダイエット食品としては向いているといえます。また、ゆで卵はかなり栄養価が高い食品であると言われています。まずはゆで卵の成分表をまとめてみましたのでご覧ください。

ゆで卵1つ(60g)のカロリーと栄養素

ビタミンA 84μg      ナトリウム 78mg
ビタミンD 1.08μg     カリウム 78mg
ビタミンE 0.6mg      カルシウム 30.6mg
ビタミンK 7.2μg      マグネシウム 6.6mg
ビタミンB1 0.04mg    リン 108mg
ビタミンB2 0.24mg    鉄 1.08mg
ナイアシン 0.06mg    亜鉛 0.78mg
ビタミンB6 0.04mg    銅 0.05mg
ビタミンB12 0.54μg   マンガン 0.01mg
葉酸 21μg         ヨウ素 9μg
パントテン酸 0.81mg セレン 21.6μg
ビオチン 15μg モリブデン 3μg

このようになっております。全体的にみますとビタミン、ミネラルはそこまで多い食品ではないのかな?という印象ですが、ビタミンD、ビタミンB群、セレンは比較的多いのではないでしょうか。ゆで卵の一番の栄養って何かと言えば、やはりタンパク質ですよね。

三大栄養素については、60gあたり、タンパク質(7.74g)、脂質(6g)、炭水化物(0.18g)となっております。ん?そんな量は多くないですよね。確かにゆで卵に含まれるタンパク質の量自体はそれほど多くないのですが、アミノ酸スコアがとても優秀で100に近いのです。

人間の体を構成するアミノ酸(20種類)のうち9種類(トリプファン、リシン(リジン)、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン)は体内で合成することができない必須アミノ酸です。

人間の体は何でできているかといえば、水を抜けばタンパク質が主成分なわけです。そのため、アミノ酸バランスが整った食生活を送らないと体調を崩したり、肌荒れを起こしたり、風邪をひきやすくなります。必須アミノ酸の中に含まれるメチオニンが癌予防に効果的とされています。

ゆで卵と生卵の栄養価はどのように変化するの??

オムレツやプリンなど他の食材や調味料と合わせる場合を除き、単純に生卵とゆで卵で栄養価を比較してみましょう。
卵は、加熱をすると熱に弱いビタミンB群などの減少が多少ありますが、基本的に栄養価に大きな差はありません。
ただ、細菌を溶かす働きを持つリゾチームなどの成分は、熱にとても弱く、失われてしまうため、加熱した卵の方が生卵より保存できる期間は短くなりますので注意して下さい。

黄身の色は濃くてオレンジ色のほうが断然、栄養価は高いよね?

スーパーなどで白い卵と赤褐色の卵を見た時、赤っぽい卵の方が高級で栄養価が高いと思う方がいらっしゃるかもしれません。
卵の殻の色の違いは、基本的には鶏種の違いによるもので、栄養価にほとんど差はありません(一部、特別に栄養価を高めた特殊卵はのぞく)。
そしてこの通説は、卵黄にも当てはまります。
卵黄も、オレンジなど色が濃いものほど栄養価が高く、薄い黄色のものは栄養価が低い、と思っている方が多いと聞きますが、それは間違いです。
黄身の色はエサによって変わります。
卵は季節や鶏が食べたものがそのまま影響し、特に黄身の色はエサの配合などによって変わってきます。
鶏のエサの主となるものはトウモロコシ。だから黄身の色は基本的には薄い黄色です。エサに赤い色素のものを混ぜると、黄身の色は濃いオレンジ色に。
以上のことから、卵黄の色が直接、栄養価を示すわけではないということがご理解いただけるかと思います。
那須ファームの卵は、黄身本来の黄色い色をしています。

体の健康に役立つゆで卵。食べるとどんなイイコトがあるの?

脳を活性化! アルツハイマー病予防にも期待!

ギリシャ語で卵黄を意味する「レキトース」に由来するレシチンという成分が最近注目されています。
このレシチンにはコリンと呼ばれる成分が含まれており、これが脳を活性化させ、アルツハイマー病を含めた脳の組織の老化防止が期待されています。
コリンを多く摂取したところ、学習能力が25%アップしたという研究もあります 。

生活習慣病の予防

最近よく聞く言葉に「メタボリックシンドローム」がありますが、ゆで卵に含まれるコリンには中性脂肪の量を調節する働きがあり、内臓脂肪を増やす心配もありません。
同時に、コリンには血圧を低下させ、高血圧や高コレステロール血症や脂肪肝などの予防や改善にも効果があるとされています。

すぐれた抗酸化作用

生活習慣病や老化の原因である活性酸素。
ゆで卵にはメチオニンという必須アミノ酸が豊富に含まれており、体の老廃物や毒素などを排泄してくれます。
また、ビタミンA、B6、Eなど卵に含まれているビタミン群は活性酸素の発生を抑えたり、除去する働きがあります。

風邪に負けない身体に

風邪薬のコマーシャルで「塩化リゾチーム配合」とうたっているのを聞いたことがある方も多いと思います。塩化リゾチームは、卵の白身に含まれているリゾチームという酵素からつくられたもの。このリゾチームには風邪の原因となる細菌などを溶かす働きがあります。
おばあちゃんの知恵袋の一つ「卵酒」は、とても理にかなったものだったのですね。

ゆで卵は、栄養価が非常に高くて、ビタミンCと食物繊維以外の栄養をすべて含んでいて、しかもたんぱく質の栄養価をあらわす指標においては、食品の中でダントツトップの数値です!
私たちの身体にとって必要不可欠の8種類のアミノ酸、「必須アミノ酸」がバランスよく含まれており、私たちの免疫力をアップしてさらに、プロテインスコアやアミノ酸スコア、ケミカルスコアなど、すべてにおいて高い数値を記録している万能食品です。

そこで、最近はゆで卵ダイエットも流行っているらしいですね。
「ダイエットしながらちゃんと栄養を取ることが出来る素晴らしい食材!」と言われている程です。
では、ゆで卵ダイエットについて書いていきたいと思います。

ゆで卵ダイエットが良い理由!

ダイエットの基本!筋肉をまずつける!

筋肉をつける栄養素=カロリー・たんぱく質・脂質・炭水化物 が必要になりますが、卵はこれらの栄養素すべて入っています。
これらの栄養素が極端に高い訳ではありませんが、卵一つで全て摂取できるので大変効率が良いと考えていいと思います。

味・食べやすさ

ダイエットの重要ポイントですね。基本的に栄養価の高さを求めると代わりに味が落ちてしまう事が一般的で、カロリー制限を行うと使える調味料や調理法も限られるのでなるべくナチュラルな状態で食べられるものが理想です。
その中ゆで卵は調味料なしでも食べる事ができ、調味料も塩だけでも十分♪
毎日食べたとしても飽きない事がゆで卵の素晴らしいところです。

価格・手軽さ

大体10個パックで200円程もしくはそれ以下で買える場合がほとんどのため、サプリメントのよりもお手頃価格で続けられる値段というところも大事です。
調理もゆでるだけで食べられる。
切ったり下ごしらえが不要というのは大変素晴らしいです。

腹持ち・満足感

カロリー制限をしていると、残り100kcalしか摂取できないが果たして何を食べるか?というタイミングがあります。
プロテインだと栄養価は抜群だが、ドリンクだけに食べた気がしない。そんな時にゆで卵が重宝します。

意外と消化に良い♪

消化の良い順に並べると

半熟卵>ゆで卵>生卵>目玉焼き・卵焼き となります。

生卵が意外と消化に良くありません。焼いてしまうとたんぱく質が固くなるし油も使うので
カロリーが上がってしまいます。

変形型

上級者向けになるかもしれませんが、ゆで卵の気味を外して白身部分だけを食べた場合は、
(100gあたり)

カロリー 約50kcal
たんぱく質 約10g
脂質 約0g
炭水化物 約0.4g

の栄養があってカロリー控えめの食材に変化することもできます!

まとめ

ゆで卵は、非常にコストパフォーマンスに長けた食材です。調理方法が簡単な上に値段も安く、栄養価も高いので、ダイエットをしている方や忙しい朝に調理している時間がない方にはゆで卵がおすすめです。ゆで卵を一つ作るだけでアレンジレシピも多数ありますので毎日でも食べる事ができます!是非毎日食べて、おいしく健康生活を続けましょう!

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