夏野菜と言えばトマト。トマトの効能や栄養素を調べてみました
夏野菜と言えば、トマト。赤い色がみずみずしくて、一口食べると口に広がる甘みと酸味、暑い夏でも爽やかに食べられます。そんなトマトにはいったいどんな栄養や効能があるのでしょうか?たくさん入っている栄養素を今回は調べてみました。
トマトの栄養と効能:トマトって、どんな栄養が含まれてるの?
品種によって異なりますが、トマトに含まれている栄養素は、ビタミンA、 ビタミンC、ビタミンE、リコピン、カリウム、食物繊維、鉄分、カルシウム、クエン酸、その他・・と、たくさんの栄養素があります。
ちなみに、ビタミンH、Pといったビタミン類を多く含んでいます。ビタミンH、Pはあまり聞き慣れないビタミンですが、お互いの相乗効果を発揮し、細胞と細胞をつなぐコラーゲンを作ったり血管を丈夫にしたりと、重要な役割を果たしてくれています。
トマトの栄養と効能:トマトの効能って何?
高血圧の予防と治療としてトマトなど、野菜に多く含まれるカリウムがあげられます。
カリウムは体内のナトリウムを排泄してくれるので、血圧を下げる効果があります。トマトジュースなどは塩分のないものがおすすめです。
他にもトマトにはリコピンやルチンが含まれていています。このリコピンは老化の原因と言われている活性酸素を退治してくれる物質で、熱にも強く、ジュースやソースにすると体内への吸収がアップします。
リコピンは抗ガン作用があるといわれます。ルチンという物質は血圧を下げる作用がるので、高血圧の方にオススメです。
また、トマトは血液の流れをよくし、脂肪の消化を助けてくれます。
トマトの栄養と効能:リコピンの上手な取り方
リコピンをはじめとするカロテノイドの吸収性ですが、生野菜からは非常に低く、生のトマトより加工品の方が2~3倍もリコピンを吸収しやすいことが明らかにされています。
油を使った料理でも比較的熱に強い性質を持っているリコピンの吸収性は高まるので、トマトの加工品を利用するのが賢い方法と言えそうです。
トマトの栄養リコピンを取ろう①材料(3人分)
あさり:24粒~30粒パック(中粒の方が出汁が出るかと)
茄子、パプリカ:2本、黄4分の1
ズッキーニ:太目なもの10㎝位
■ トマトソース
あらくつぶしたトマトパック:1個(390g)
チキンコンソメ、ローリエの葉:1個、1~2枚
■ あさりの酒蒸し汁
酒蒸し用酒(白ワイン可):大さじ2杯
オリーブオイル: 夏野菜炒め用大さじ1杯 、パスタ焼き用大さじ2杯
塩胡椒:適量
トマトの栄養リコピンを取ろう①下準備
あさりは砂出しをしてから水洗いし、ざるにあげておきます。
茄子、ズッキーニ、パプリカを粗くみじん切りにします。
トマトの栄養リコピンを取ろう①作り方
1、あさりはフライパンに。お酒を入れてふたをし弱火でゆっくり旨味を出します。目安は口が開いたらですが、10分くらいです
2、開いたら器を下に置いた上にざるであさりのスープを取り置きます。
3、次に夏野菜を炒めます。熱したフライパンにオリーブオイルを引き炒めます。胡椒をします。 約5分くらいです。時間をみて、パスタを茹で始めます。
4、トマトをそこにいれます。
5、あさりを戻して出来上がりです。味見をしてご家庭の味に塩胡椒で調節してください。
6、フライパンを熱してオリーブオイルとソースを作った際に浮かぶ油を取り置いたものでパスタを軽く焼きます。
7、焼いたパスタをお皿に盛りつけてソースをかけて出来上がりです。粉チーズや乾燥イタリアンパセリ等お好みでかけてください。
栄養を上手に食べるために、火を入れたトマトはぴったりです。栄養たっぷりの火を入れたトマトの代表で言えば、やはりトマトソースでしょう。
栄養たっぷりのトマトソースとあさりのうまみがあいまって、おいしく召し上がって頂けます。
トマトの栄養リコピンを取ろう②材料(4人分)
なす:4~5個
合いびき肉:300g
トマト(大・完熟のもの):3個
玉ねぎ:1個
にんにく:1かけ
カレー粉:大さじ2と1/2~3
あればガラムマサラ:小さじ2
あればパセリ:適宜
温かいご飯:どんぶり4杯分
塩
バター
サラダ油
しょうゆ
トマトの栄養リコピンを取ろう②下準備
○なすはへたを落とし、縦4等分に切ってから長さを3等分に切ります。切ったそばから、水4カップに対して塩大さじ1強くらいの塩水につけ、5分ほどおきます。
○玉ねぎ、にんにくはみじん切りにします。
○トマトはへたを取り、へたの反対側に十字に切り目を入れ、熱湯にさっとくぐらせます。冷水にとって皮をむき、2個はざく切りに、1個は8等分のくし形に切ります。
トマトの栄養リコピンを取ろう②作り方
1、大きめのフライパンか中華鍋にバター、サラダ油各大さじ2を入れて中火で熱っします。玉ねぎとにんにくを入れ、玉ねぎが薄く色づくまでじっくりと炒めます。
2、ひき肉を加えてぽろぽろになるまで火を通し、カレー粉大さじ2をふってからめましょう。強火にしてざく切りのトマトを加え、汁けをとばすように炒めます。塩小さじ1、しょうゆ大さじ2程度をふって味をととのえます。
3、なすの水けをふきんでしっかり拭きます。別のフライパンにバター、サラダ油各大さじ1を入れて中火で熱っします。なすを入れて炒め、しんなりとしたらカレー粉大さじ1/2~1、塩少々をふってからめましょう。
4、なすを2.に加えて混ぜ、味をみてたりなければ、しょうゆ少々を加えます。くし形に切ったトマトを加え、あればガラムマサラをふり、混ぜながら3~4分炒め煮にします。器に温かいご飯を盛ってカレーをかけ、あればパセリを飾って完成です。
夏野菜の美味しさと栄養が満点のカレーです。
トマトの栄養リコピンを取ろう③材料(4人分)
むきエビ(生):120~150g
トマト:2個
ニンニク(みじん切り):1/2片分
豆板醤:小さじ1/2
サラダ油:大さじ1
ネギ(刻み):適量
<スープ>
顆粒チキンスープの素:大さじ1
水:800~900ml
塩コショウ:少々
トマトの栄養リコピンを取ろう③下準備
○トマトはヘタをくり抜き、ひとくち大の乱切りにします。
○むきエビはしっかり洗っておきます。
トマトの栄養リコピンを取ろう③作り方
1、鍋にサラダ油とニンニクを入れて弱火にかけ、香りがたってきたらむきエビとトマトを加えて軽く炒め、豆板醤を加えてさらに炒めます。
2、<スープ>の材料を加え、煮たったらアクを取って中火にし、5分程煮て塩コショウで味を調える。器に注ぎ、刻みネギを散らします。
トマトの酸味にエビのうまみ。栄養がたくさん溶けだしたスープと一緒にお召し上がりください。
今回はトマトの栄養その中でもとくにリコピンに特化していますが、勿論トマトの栄養はこれだけではありません。
美味しい夏野菜を上手にお召し上がりください。