2016/04/24
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小松菜は一年中スーパーで見かけることのできる野菜です。値段も手頃で栄養価も抜群!ほうれん草とほぼ同じ用途で使えるのに、アクが少ないので下茹でなしで使え、副菜作りにも便利です。小松菜の基礎知識と、小松菜を使った副菜をまとめてみました。
旬は冬
一年中店頭に並んでいますが、本来は寒い季節に採れる野菜です。
小松菜は緑黄色野菜、つまりカロテンが豊富に含まれています。
β-カロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用がある他、体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
カロテンには様々な作用があるんですね。そんなカロテンを多く含んでいるとは、魅力的です。
カロテン以外でも栄養価がかなり高い野菜です。葉物の緑黄色野菜の代表格、ほうれん草と比べてみても、ビタミンA、鉄分などは小松菜の方が多く、カルシウムにおいてはなんとほうれん草の4倍も多く含まれているのです。
小松菜はアクが少ないので、生でも食べることができます。熱を加えるとどうしてもビタミンCなどは壊れてしまいますので、栄養を逃さず摂るには生で食べることが一番になります。というわけで、副菜一つ目はサラダを紹介させて頂きます。
材料(2人分)
小松菜 1/3束
トマト 2個
○オリーブオイル 大さじ1
○鰹つゆ 大さじ1/2
○みりん 小さじ2
○酢 小さじ1
○ホワイトペッパー 少々
○ブラックペッパー 少々
①小松菜は4~5cm程度に切り揃え、トマトは8等分に切る。
②ボウルに○の調味料、小松菜、トマトを入れてよく和え、出来上がり。
小松菜の副菜:小松菜とトマトの和風サラダ
小松菜は生で食べると少し辛味があります。そんな小松菜とトマトの甘味の相性が抜群のサラダです。ドレッシングを手作りにしても、あっという間に副菜が一品出来上がります。
日本の代表的な副菜、おひたし。ここでは小松菜の美味しい茹で方をおさえておきましょう。「日本こまつな協会」のレシピを参考にしました。ちなみに、5/27は小松菜の日だそうです。ご存知でしたか?
材料
小松菜 1束
塩 小さじ1
水 3L
小松菜の副菜:おひたしの作り方①
たっぷりのお湯に塩を小さじ1入れ、よく沸騰したら、茎を30秒。
小松菜の副菜:おひたしの作り方②
葉っぱを15秒ゆでたら、すぐに冷水にとる。
根元をそろえて水気をしぼり、等間隔に切ればおひたしの完成。好みで、醤油・ポン酢などをかけて頂く。
小松菜の副菜:おひたし
「日本こまつな協会」が、小松菜が何秒で美味しく茹るか何度も実験した結果のレシピです。こんなに短い時間で茹るものなんですね。エグミが少ないので、また栄養を逃さないためにも、茹で時間は最小限が良いそうです。簡単な副菜といえどもあなどれません。
材料(2人分)
小松菜 1束
人参 5cmくらい
油揚げ 1枚(大きいものなら1/2枚)
☆だし汁 1と1/2カップ
☆薄口しょうゆ 大2
☆みりん 大1
☆砂糖 大1/2
小松菜の副菜:小松菜と油揚げの煮びたしの作り方①
小松菜は洗って葉はざく切りに、茎は2cmくらいに切る。人参と油揚げは短冊切りに。
小松菜の副菜:小松菜と油揚げの煮びたしの作り方②
鍋に☆と人参を入れ、沸騰したら油揚げを入れる。
再度沸騰したら、小松菜の茎部分を入れ、葉の部分を上にかぶせるように乗せる。
小松菜の副菜:小松菜と油揚げの煮びたしの作り方③
葉がしんなりしたら出来上がり!
*葉はすぐ柔らかくなるので茹ですぎには注意!
温かいうちでも、冷めても美味しい副菜です。あと一品ほしいというときに、すぐできるので重宝します。
材料(4人分)
小松菜 1束
ちくわ 4本
*醤油 大1
*マヨネーズ 大2~3
*にんにく(パウダー・生・チューブ) 適量
*塩コショウ 適量
①小松菜とちくわを食べやすい大きさに切る。
②油を敷いたフライパンに小松菜とちくわを入れて炒める。火が通り始めたら*の調味料を加えて、味を整えれば完成。
醤油ベースの味付けに、ガーリックマヨをプラスしてまろやかさを出します。野菜嫌いの方にもお試し頂きたい副菜です。
材料(2~3人分)
小松菜 1袋
ツナの缶詰 100g
マヨネーズ 大さじ2
梅干し 1個
①梅干しは種を取ってよくたたく。
②小松菜を茹でて食べやすい大きさに切る。
*副菜②のおひたしの作り方を参照してください
③ボウルに小松菜と油を軽く切ったツナを入れて軽く混ぜ合わせ、マヨネーズとたたき梅を加えてよく混ぜ合わせる。
④器に盛り、好みでくるみや白ごまをトッピングして出来上がり。
副菜②で紹介させて頂きましたおひたしに少し手を加えるだけで、こんなにおしゃれな副菜に変身してしまうんですね。おもてなしの箸休めにもぴったりの副菜です。
小松菜について今まで知っていたつもりでも、思っていたより栄養価が高かったり、茹で時間が短かったりしませんでしたでしょうか。どのレシピでも、茹ですぎ・煮すぎ・炒めすぎが厳禁になりますのでご注意ください。小松菜をご家庭で美味しく調理して頂ければ幸いです。
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