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素朴で懐かしい。水飴作り方と水飴を使ったお菓子のレシピをご紹介。

子供の頃の運動会やお祭りで見かけた色とりどりの水飴の屋台。透き通った水飴が練れば練るほど柔らかい色になって口に含めば砂糖の飴と違ったまろやかさ。そんな思い出がある方もいらっしゃるでしょう。今回は水飴の作り方と水飴を使った素朴なお菓子の作り方をご紹介します。

素朴な味わいの水飴。砂糖で作った飴の違いってなに?

水飴とは、麦芽糖のことを指し、砂糖ではなくデンプンから麦芽の中に含まれている酵素を使って作る飴のことを指します。お米の他に芋などを使って作ることもでき、古くから親しまれてきた甘味でもあります。

水飴(米飴)の作り方

この項目でご紹介します水飴の作り方は、お米のデンプンを用いて作る水飴の作り方です。昔ながらの作り方ですので、少々大変ですがその苦労に見合った美味しい水飴が作れます。休日にお子様と一緒に楽しく作ってみるのもいいですね。

材料

もち米・・・・・450g(3合)
小麦麦芽・・100g 
水・・・・・・・・1リットル

(道具)
さらし布、ざる、深い鍋、保存用の清潔なびん、食品用温度計

水飴の作り方①

もち米はよく洗って炊飯器で炊く。炊きあがったお米に水を加えてよくかき混ぜておかゆ状にし、小麦麦芽を入れてよく混ぜます。炊飯器の設定を保温にします。

※水飴の作り方のポイント

糖化には55~65℃が適切ですが、ものによっては炊飯器の保温機能が70℃と少し高い場合もあるので、炊飯器のふたを開けてふきんをかぶせて保温してください。

水飴の作り方②

温度の管理をしつつ数時間待ちます。目安としては大体6~8時間ほどですが季節によって変わりますのでご注意を。

水飴の作り方③

煮詰めるための深い鍋を用意し、そこにざるとさらし布を設置します。そこに水飴の作り方②を流し込んで絞ります。

自然に水飴が鍋の方に漉されていきますので、冷めてから絞りましょう。絞りすぎるとにがり部分が出てしまうのでご注意を。

水飴の作り方④

1~2時間ほど煮詰めます。吹きこぼれにご注意。

沸騰して、泡が大きくゆっくりと泡立つようになったら弱火にしてさらに煮詰めます。

水飴の作り方⑤

お玉ですくって「ぽたっ」としてきたら火を止めて冷まします。

保存する場合

必ずよく煮沸消毒した清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保存します。水飴の場合賞味期限は特に設けられていませんが、変質する場合もありますのでご注意を。

水飴を使った素朴なお菓子の作り方①

この項目からは、水飴を使った素朴なお菓子の作り方をご紹介していきます。まず最初にご紹介しますのは『きなこ棒』の作り方です。今なお駄菓子屋の定番といえばきなこ棒。素朴で優しい味わいが年齢を問わず愛され続ける秘訣なのかもしれませんね。

材料(約15本分)

きなこ40g
水飴50g
砂糖大さじ1~2

作り方①

水飴ときなこと砂糖をボールに入れてスプーンで混ぜる。

作り方②

生地が手でさわれるようになったら生地を好きな太さに伸ばして好きな長さに切る。

作り方③

きなこをまぶしてようじを刺したら完成です。

水飴を使った素朴なお菓子の作り方②いちご飴を ご家庭で♪

次にご紹介します水飴を使った素朴なお菓子の作り方は『いちご飴を ご家庭で♪ 』です。お祭りや縁日の屋台でよく見かけるいちご飴。齧ればしゃりっとした飴の下にトロリとしたイチゴの甘さがたまりません。作り方もとっても簡単なので、是非お試しくださいね。

材料(4人分)

いちご5、6個
砂糖大5
水大5強
食紅少々
水あめ大1

作り方①

いちごに竹串をさしておきます。

作り方②

鍋に、材料を全て入れて火を入れながらまぜまぜ。

作り方③

ぷつぷつして、黄色く色ついてきたら火から下ろしたり焦げないように様子を見ながら、火にもどしたり、べっこう飴の要領で。

作り方④

最後に食紅をちょん。ほんのちょっとだけ。

作り方⑤

①をくるりとつけて、アルミホイルの上にのせて冷ます。

水飴を使った素朴なお菓子の作り方③白ゴマ大福

次にご紹介します水飴を使った素朴なお菓子の作り方は『白ゴマ大福』です。大福のお餅から作る本格的なレシピです。ゴマは栄養満点で美容効果もある食品ですので、美容や健康が気になる方にとっても最適なお菓子です。

材料(4人分)

白玉粉 50g
グラニュー糖 50g
水 90g
しろあん 100g
白すりごま 10g
水飴 10g
餅とり粉のかわりの白ゴマ 20g

作り方①

白あんと白すりごまをよく混ぜ、電子レンジで2分加熱して固くする。バサバサするので水あめを少し入れ余熱で溶かし混ぜます。
冷めたら40g計量し丸めておきます。

作り方②

白玉粉に水を少しずつ加えよくつぶします。砂糖を加え混ぜます。残りの水を加え混ぜます。
電子レンジで2分加熱し、よく混ぜます。再度電子レンジで2分加熱し、よく練ります。最後に1分加熱し、よく練ります。

作り方③

薄いゴム手袋を装着、トレイと手に油を塗ります。

作り方④

餅を40g計量し、熱いうちにあんこを包みます。

作り方⑤

餅とり粉のかわりに白ゴマをつけて完成

水飴を使った素朴なお菓子の作り方④千歳あめ

次にご紹介します水飴を使った素朴なお菓子の作り方は『千歳あめ』です。幼少期の七五三に綺麗に、格好良く着飾ってお祝いをしてもらった記憶が詰まった千歳あめ。素朴で懐かしい味はそんな七五三の思い出を呼び起こしてくれます。

材料(16本分)

水あめ 200g
スキムミルク 160g
紅麹パウダー 小さじ1/4※
コンデンスミルク 大さじ2
粉砂糖 適宜

作り方①

耐熱のボールに水あめ100gを入れ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で50~60秒加熱する。スキムミルク80g、紅麹パウダーを少しずつ加えて混ぜる。

作り方②

スキムミルクが固まってしまうようなら、電子レンジ(600W)に入れ、ラップをせずに30秒ほど温める。

作り方③

全体がなじんだら、コンデンスミルク大さじ1を加えて混ぜる。

作り方④

なめらかになったらオーブン用シートに取り出し、粗熱を取る。早くさましたいときには、オーブン用シートの下に保冷剤を置いて冷やすとよい。

作り方⑤

耳たぶくらいの堅さになり、オーブン用シートからはがれるようになったら粉砂糖適宜をふり、8つに細長く切る。粉砂糖を全体にまぶし、長さ15cmの棒状にのばす。同様に残りの材料で白いあめを作る。できれば、冷蔵庫で1日おくと生地がなじむ。

水飴を使った素朴なお菓子の作り方⑤カステラ

最後にご紹介します水飴を使った素朴なお菓子の作り方は『カステラ』です。お年寄りからお子様まで幅広い年齢層に人気の定番のお菓子カステラはおやつにも贈呈品にも欠かせない一品です。そんなカステラをご家庭でも作れるレシピをご紹介します。

材料(18cmスクエア型)

卵5個(※常温に戻す)
上白糖 85g
トレハロース35g
☆水飴大2
☆蜂蜜 大1
☆牛乳大2
☆味醂 大1
強力粉150g(※振るっておく)
ザラメ 適量(大1くらい)

作り方①

まずは準備を、型にクッキングシートを敷き、ざらめを敷く、強力粉を振るう、糖は合わせて振るう、☆を湯煎でサラサラにする。

作り方②

常温に戻しておいた卵に砂糖を分けて加えながら低速溶きほぐし60℃のお湯で40℃になるまで湯煎しながら高速8分程混ぜる。

作り方③

白っぽくなり、一瞬こもって落ちた時の線がリボンのようになったら☆を加え、高速1分。低速で1分。

作り方④

振るった強力粉を入れ、中速2分。なめらかにします

作り方⑤

型に流し、トントンして気泡を抜いた後、竹串で縦横ジグザグして泡切りをする。

作り方⑥

170℃で約10分『焼き色がつくまで』160℃に下げて約10分焼く

作り方⑦

焼けたらトントンして焼き縮みを防ぎ、温かいうちに紙を剥がし、ラップに包んで常温で寝かせてください♪

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