2016/02/14
syunsyun
2016/05/20 更新
ラーメンなどの中華麺を買うと、袋に書いてある原材料名の中に「かんすい」という文字を見ることがあると思います。この「かんすい」を手に入れて、ラーメンの麺を自分で手打ちすることに挑戦してみましょう!作り方レシピをまとめてみました。
かんすいとは、アルカリ塩の水溶液で、小麦粉に混ぜて麺を打つと、柔らかく、また弾力性のあるものに仕上がります。うどんの麺とラーメンなどの中華麺との大きな違いは、このかんすいが入っているかどうかです。
固形(粉末)かんすい
液体かんすい
日本で販売されているかんすいには「固形かんすい」と「液体かんすい」があります。「固形かんすい」は炭酸ナトリウムが主成分となっていますが、「液体かんすい」は溶解度の関係から炭酸カリウムが主成分となっています。どちらも基本的に炭酸ナトリウムと炭酸カリウムの混合物で、リン酸塩が混合されている場合もあります。
アトラス パスタマシーン
パスタを始め、ラーメン、蕎麦など、あらゆる麺類の手打ちに大活躍してくれるアイテムです。探せば6000円くらいからあります。
材料(2〜3人分)
小麦粉(中力粉):300g
塩:3g
かんすい:3g
たまご:1個
水:90cc
打ち粉として:片栗粉適量
こねなくても、パスタマシンをつかうことによって、コシのあるラーメンの中華麺が作れます。思ったより手軽にお家でラーメンが食べられますよ。
小麦粉、塩、かんすいを混ぜます。混ぜたら粉ふるいでガラスのボウルへふるい入れます。
別の容器にたまごと水をいれ、泡だて器でよく混ぜます。
手順①のボウルに手順②の液体をヘラで混ぜます。
へらで混ぜて、だいたい混ざってきたら、今度は手で、粉っぽさがなくなるまで混ぜていきます。まとまるまでこねましょう。
作業しやすいように、スケッパーで4等分にします。
パスタマシンで生地をのばしていきます。のばしたら、折り、それをまたのばす、を繰り返します。3回以上繰り返してください。この作業で、コシがでます。(片栗粉で打ち粉をしながら伸ばしましょう)
最終的にだいたい3ミリくらいの薄さにします。
これをパスタマシンでラーメンに切っていきます。切りおわったら、必ず打ち粉を忘れずにしてください。
ラーメンの麺の状態になったものに打ち粉をします。作業台にひろげて、1時間ほど乾かします。
容器(もしくはジップロックに等保存袋)にいれて、冷蔵庫で寝かします。だいたい半日~1日くらいでおうちでつくろう!つるしこ手打ちラーメンのできあがりです。茹で時間は麺の太さにもよりますが、だいたい5分くらい茹でてください。お好みのスープにお好みの具材をトッピングしてどうぞ!
手順⑨の乾かす時間がなければ省略しても構いません。
材料(4人分)
オーション(パン用強力粉):1キロ
水:330cc
粉末かんすいオリコ赤飛龍:16g
ラーメン二郎の極太麺を忠実に再現してみたレシピです。
レシピの手順①
かんすいを用意し、水とまぜます。
レシピの手順②
オーションにそぼろ状になるように水廻しをします。少々テクニックが必要です。
レシピの手順③
水廻しでそぼろ状にした小麦粉を真空パック器で脱気します。水廻しが簡単になります。
レシピの手順④
足で踏んで平らにならします。
レシピの手順⑤
加水率が低いので、パスタマシンではなく、鋳物製麺機で作ります。小野式製麺機をなどがオススメです。
レシピの手順⑥
小野式製麺機で「圧延→麺帯を併せる」を3回程繰り返して麺にコシを出します。
レシピの手順⑦
この工程からはパスタマシンでも大丈夫です。アトラスモーターで厚みを「0→5」まで薄くしていきます。
レシピの手順⑧
最後は3.5mmの切刃でラーメンの中華麺に仕上げます。
レシピの手順⑨
二郎っぽい縮れを演出するため、麺用打ち粉エースSD(分量外)を叩いて、手で揉んで、これってラーメン二郎?極太中華麺の出来上がりです。
一応、二郎で使われているという噂の材料で揃えてみました。オーションだけは外せません。
材料(2人分)
強力粉:100g
中力粉:100g
炭酸ナトリウム(かんすいの代用です):2g
塩:2g
卵黄:1個
水:卵黄と合わせて100cc
ガラスープの素:15g
ラーメンスープ:適量
食用の炭酸ナトリウム(重曹)があれば、かんすいの代用になります。
強力粉と中力粉を混ぜておきます。
卵黄と水で100ccにしたところへ、塩とかんすいの代用の炭酸ナトリウムを溶かして良く混ぜておきます。
手順①で合わせた粉に手順②の物の半量を入れてよくかき混ぜます。混ぜ合わさったら手順②の物の残量をすべて入れて粗捏ねします。
粗捏ね後、20分程寝かします。その後また本捏ねし、30分寝かします。
うどんより薄めに延ばしたら、自分の好みの太さで麺切りします。
1人前150g~160gに分けて一晩冷蔵庫に保存します。
一晩熟成した麺を茹でます(細めなら2分程)水1000ccとガラスープの素を合わせて煮立たてておきます。
ラーメンスープの素とガラスープを合わせ、茹であがった麺を投入で、自宅でできる簡単手打ちラーメン出来上がりです。具材はお好みでどうぞ!
麺の太さが細ければ2分くらいですぐに茹で上がります。太麺の場合は5〜6分茹でてください。
いかがですか?かんすいは普段あまりお家に常備されているものではありませんが、それほど入手することは困難ではありませんので、固形(粉末)かんすいでも液体かんすいでも手に入れて是非手打ちラーメンを作ってみてください。きっとやみつきになります。どうしてもかんすいがなければ重曹でも大丈夫ですよ!
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