甘いだけじゃない!料理でも使えるムースの使い方教えます!
ムースといえば濃厚なクリーム風味の甘いスイーツ♡プリンやゼリーよりもムースが好き♡という方もいらっしゃるでしょう♡でもこのムース・・・料理としての使い方もあるって知ってました?今回はそんなムースの魅力とさまざまなムースの使い方をお教えします♪
ムースと聞いてあなたがまず思い描くのはなんでしょう?
やっぱり甘いスイーツとしてのムースでしょうか?
あまり大きく取り上げられることは少ないかもしれませんが
プリンやゼリーとはまた違う濃厚なあの味・・・♡とってもおいしいですよね!
でもムースの使い方はスイーツだけじゃないんですよ!
もちろんスイーツとしてももっともっといろんな使い方ができるんです!
今回はそんなムースのいろんな使い方についてお届けします♪
使い方をお伝えするその前に・・・まずはムースについておさらい!
ムースって結構身近な存在ですが、意外と説明するのは難しいものなのでは?
ムース(フランス語: mousse)は、鶏卵とクリーム(古典的製法ではクリームを使用せず、卵黄、卵白、砂糖、およびチョコレートまたは他の香料のみ)で作られるクリーミーなデザートであり、主にチョコレートやフルーツピュレなどと組み合わされる。卵白は他の材料と混ぜる前に泡立てられ、軽くふんわりした食感と芳醇な風味を作りあげる
玉子とクリームで作るんですね!ご存知でした?
古い作り方になるとシンプルな作り方になって簡単に作れそうな・・・
そしてやっぱりスイーツとして使われることが主なんですね!
基本がチョコ、フルーツピュレという事でイメージ通りでは?
ちなみにですが、ムースと似た食品ババロアがありますが
その違いはご存知ですか?
ババロアは、ドイツのヴィッテル・バッハ王国に仕えていたフランス人
シェフが初めて作ったのが、そもそもの始まりと言われています。
ババロアは卵と牛乳、砂糖をベースに作ったアングレーズソースを
ゼラチンで固めたスイーツです。
なるほど!ゼラチンで固めるんですね!
確かにムースよりもしっかりしているイメージが・・・
でもこんな意見も・・・
『ムース』でも、ゼラチンを使うものもあり、製法大きな違いはありません。
作り手の見解の相違で分けられることが多いので、
洋菓子の本場フランスでもこの問題は論議の的となることがあるそうです。
ゼラチンを使っていないと完全にムースなんでしょうが
ムースでゼラチンを使う使い方をされると、確かに見分けは難しいかも・・・
それでも一応定義わけはされているようです。
今では、『ババロア』は、卵・牛乳・砂糖・泡立てた生クリーム・
エッセンスなどをゼラチンで固め、プルプルした食感の
ベーシックなお菓子。
『ムース』は、卵白や生クリームを泡立てた
中にペースト状の果物やチョコレートなどを加え風味をつけ、
卵黄やゼラチンをつなぎにして冷やし、軽くふんわりと仕上げた
お菓子だと定義付けられているようです。
プリンのような感じだとババロア、それよりもふんわりしていたらムースという感じでしょうか?
ムースでは本当にふんわり感が重要視されるんですね・・・!
実はそのふんわり感がいろんな使い方をされる所以になっています!
ご存知でしたか?
ムースといえばスイーツ!そのままで食べてももちろんおいしいんですが
意外な使い方をされていることをご存知ですか?
まずは基本の使い方!そのままのムース♡
まずは基本!そのままのムースとしての使い方!
ふんわり食感が癖になる味・・・♡
最近はチョコやフルーツ系以外にもいろんな味がありますよね♡
ムースの味にも種類が出てきたようです!
<桜餅風味の小倉ムース♡>
1
耐熱ボウルに牛乳を入れ、電子レンジで1~1分半温める
板ゼラチンは冷水でふやかしておく。
2
桜の花の塩漬けは、塩を洗い流してから10分程度水にさらして塩抜きをする。→水気を絞りごく細かくみじん切りにしておく。
3
温めたミルクに、ふやかしておいたゼラチンを加え溶かす。
4
ゼラチンがとけきったことを確認したら、小豆と②の桜の花の塩漬けをを加えてよく混ぜる。
5
生クリームを氷水をはったボウルにあてながら泡立てます。とろりとした状態6分立てでOK。
6
同じ氷水をはった別のボウルの上に今度は③の小豆ミルクをのせて、ゴムべらで混ぜながら冷やし軽くとろみをつける。
7
④の生クリームの半分をとろみがついた小豆ミルクに加えよく混ぜ合わせます。
8
最後に残りの生クリームも加えて(写真)よく混ぜ合わせ、器に流し入れて冷蔵庫で冷やし固めます。
9
仕上げに、あればゆでたあずきや、桜の葉の塩漬け(しばらく水につけて塩抜きをする)を飾ります。
豪華な使い方をしてみよう!ムースケーキ!
ムースとしてだけでなく、その進化系とも言えるケーキとしての使い方も出来ますよね!
変わり種のケーキとしてお好きな方も多いはず・・・!
ちょっと贅沢な使い方として作ってみてはいかが?
<イチゴのムースケーキ♡>
1
ヨーグルトの水切りをする。
レシピID:760439
2
生クリームを緩めに泡立てておく。ゼラチンを水で戻しておく。
3
苺を潰し、砂糖と混ぜる。
4
戻したゼラチンに寒天と2を少し入れレンジで15秒温める。
5
4を3に加える。
6
泡立てておいた生クリームと水切りをしたヨーグルトを5に加え、混ぜる。ムースはこれで完成です。
7
ここからは土台です。まず、メレンゲを作ります。卵白を泡立て、少し泡立ったら砂糖を2回に分け入れ、高速で混ぜる。
8
卵黄を加え、低速で混ぜる。
9
8に薄力粉を振るい入れ、ゴムベラで切るように混ぜる。
10
180℃で10〜15分ほど加熱する。
11
土台が冷めたらムースを流し込み、冷蔵庫に入れます。固まったらトッピングして完成です。
※説明中のIDはクックパッドにてご利用いただけます。
スイーツとしてのムースの使い方は主にこの2つなのでは?
そのまま食べてもおいしいし、ケーキとして使えばふわふわのケーキが出来上がります♡
是非作ってみてくださいね!
ムースはスイーツとしてはもちろん料理としての使い方もあります♡
さっそく使い方を見ていきましょう♡
前菜としての使い方!
コース料理をよく食べる方ならもはや常識かもしれませんね・・・!
ムースはコース料理の前妻としてもつかわれます!
もちろんスイーツのような甘いものとしての使われ方ではありません。
野菜などのうまみを生かした使い方をされていますよ♪
<焼きなすのムース!>
材料 (小さなグラス10個分)
米ナス1個・約300g(普通のナスであれば、中サイズ3本)
牛乳50㏄
ゼラチンリーフ2枚(粉ゼラチン約5g)
生クリーム150㏄
コンソメ 小さじ1
塩2つまみ
■ トッピング用
コンソメジュレ(ID : 2296638 )or市販のポン酢ジュレ適量
茹でエビやカニカマ少々
あればいくら少々
※説明中のIDはクックパッドでご利用いただけます。
1
ナスは焼き網にのせ強火で焼きナスにします。皮が真っ黒に炭化するまで両面を焼き、皿にとって冷めてから皮をむく。
2
ゼラチンは冷たい水でふやかしておきます。(粉ゼラチンであれば、適量の水でふやかしておく)
3
小鍋に、ざく切りにした①の焼きナス、牛乳、コンソメと塩を入れてブレンダー(若しくはミキサーにかけてから鍋へ)にかけます。
4
ゴムベラ(耐熱)で混ぜながらほんのり湯気が立つまで弱火で温めます。
5
ふやかしておいた②
のゼラチンの水気をしぼって、加え溶かします。
6
ボウルに移して荒熱をとっておきます。(冷めすぎる分離の原因になりますので、氷水につける必要などはありません)
7
その間、別のボウルに生クリームを入れ、6分立て(⑥のペースト状ナスと同じ程度の固さになるまで)泡立てます。
8
粗熱が取れた⑥のペースト状ナスへ、1/3程度の生クリームを入れてよく混ぜ合わせます。
9
最後にナスペーストを、残りの生クリームが入ったボウルに加え、よく混ぜ合わせたら生地の完成。
10
器に流して冷蔵庫へ入れ冷やし固めます。
11
いくらやカニカマ、焼きナス(余分に焼いておき角切りに)、コンソメジュレやポン酢ジュレなどを飾ります。
新しい食事!ムース食!
こちらのムース食、ご存知の方はいらっしゃいますか?
実はムース、食べることが困難な方の為の新しい食事なんです・・・!
ムースにはこんな使い方もできるんですね!
噛む、飲み込むことが困難な方々に向け、おいしく・安全に“噛む・飲み込む”ことを可能にし、入院・入所中の噛む、飲み込むことが困難な方々に喜んでいただける新たな食事
これで、いままで味気のないものだったお食事の味が一気に広げることができるんです!
すばらしい使い方ですよね・・・!
たとえ口から食べることができていても、「ただ何かが口に入ってきている」というだけで、何を食べているかわからないという人も少なくありません。
「食べる」ということは、人間がもつ五感を総動員したり、脳の機能の3分の2を無意識に使って行われているすばらしい行為です。
このすばらしい行為を一人でも多くの方々へ、そして、「何を食べているかわからない」方々へ、「何を食べているかわかる」ような食事を提供したいと考え、ムース食を開発しました
この使い方、一般の方への提供は行っていません。
病院や社会福祉施設のみでの提供です。
これは前菜のような使い方ではありません、ハンバーグや鮭などの食材を
ムースにする使い方です・・・!
ものすごいムースの使い方ですよね・・・!
スイーツだけでなく前菜やはたまた食事そのものにまで使われるムース!
とても幅広くて驚かれた方も多かったのでは?
自宅でも簡単に楽しめるムース!
普段のおやつからちょっと豪華なスイーツ・・・
はたまたおしゃれな前菜にしたりと、いろんなムースの使い方を楽しんでくださいね!