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おうちで簡単おしゃれなキッシュ|基本のとバリエーションの作り方

カフェで人気のキッシュは、パイ生地やタルト生地にハムにチーズにほうれん草。見るだけでおしゃれでわくわくするようなキッシュを、おうちで簡単にできる作り方を集めました。数えきれないほどあるキッシュのアレンジは、基本の作り方さえ覚えれば冷蔵庫の整理にだって使えます!

キッシュの基礎知識

キッシュはフランスのアルザス・ロレーヌ地方で生まれた、家庭料理です。バターを使ったパイやタルトの生地に、ベーコンとチーズの入った卵生地を流し込んで焼いたのが始まりと言われています。
今では日本でもカフェやレストランで出されるだけではなく、ホームパーティーやポットラックパーティーのお持たせに大活躍しています。

手順とコツさえつかめば、冷蔵庫にある材料だけでもできてしまう、とっても簡単なキッシュの作り方を覚えて、休日のブランチやお友達とのパーティに作ってください。

基本のキッシュの作り方 ~キッシュ・ロレーヌ~

基本のキッシュの作り方 ~パイ生地編~

パイ生地を使うキッシュはパイ生地から作ることもできますが、、冷凍パイシートを利用する作り方です。

1.パイシートは作る少し前に冷凍室から出して、扱いやすい硬さまで室温で解凍する。

2.台に打ち粉をして少し伸ばしたら、タルト型にふんわりとかぶせる。指で底にしっかりと押し付けたら、型の上に麺棒を転がして余分な生地を切り取ります。

3.フォークの先で生地全体に穴をあけ、生地の上にクッキングシートを敷いて重石を乗せて180℃に予熱しておいたオーブンで15分焼き、クッキングシートと重石を取り除いて5分焼く。

基本のキッシュの作り方 ~タルト生地編~

タルト生地は砂糖の入らないタルト生地の作り方です。手でもできますが、フードプロセッサーを使うととても簡単です。

≪材料≫
薄力粉 120g
バター(有塩) 50g
卵黄 1個

≪作り方≫
1.フードプロセッサーに薄力粉と冷たいままのバターを入れて回す。

2.バターがくだけてサラサラの生地になったら卵黄を入れて回す。

3.ひとまとまりになったらパイ生地の時と同じように麺棒で生地を延ばし、型にふんわりとかぶせたら指で底に生地を貼りつけて、余分な生地を型の上で麺棒を転がして切り取る。

4.フォークの先で生地全体に穴をあけ、生地の上にクッキングシートを敷いて重石を乗せて180℃に予熱しておいたオーブンで20分焼き、クッキングシートと重石を取り除いて10分焼く。

基本のキッシュの作り方 ~具の準備~

キッシュの具はなんでもかまいません。
色合いや味の相性を考えて具を選んでください。

おいしいキッシュの作り方のコツは、焼いているときに具から水分が出ないようにすることです。焼いているうちに水分が出てきたら味が水っぽくなるだけでなく、水分で卵液が薄まり、生地が固まらなくなってしまいます。

具の用意ができたら、焼きあがった生地の上に並べて、その上に卵液を流し込んで焼きます。

基本のキッシュの作り方 ~卵生地の作り方~

卵生地は味付けや材料もいろいろ替えることができますが、卵生地が固まる割合さえ覚えておけば、作り方のアレンジが簡単にできます。

卵液の作り方の割合は、大きめの卵2個に対して水分が1カップです。
水分は生クリームが基本ですが、牛乳や豆乳に替えると軽い仕上がりになります。

そのほかの味付けは、塩やコンソメ、カレーパウダーなど好みでアレンジしてみてください。

基本のキッシュの作り方 ~仕上げ~

具を並べた型の中に、静かに卵液を注ぎます。このとき卵液が余っていても、型の八分目までにします。
卵液は加熱すると体積が増えますので、こぼれないようにするために型のふちよりも下までの量にします。

オーブンはあらかじめ200℃に予熱をしておき、型を入れたら約3,40分、表面に焼き色がきれいについたらできあがりです。生地が落ち着いてから型から取り出します。
熱いうちに取り出すと、パイやタルトの生地がまだ柔らかく、崩れてしまいます。

基本のキッシュ作り方のコツ

サクサクのキッシュを作るには、タルト生地でもパイ生地でも、生地が冷たくバターがだれないうちに手早く作業をすることが必要です。

きのこのキッシュの作り方 

≪材料≫
生地 冷凍パイシートまたはタルト生地の材料

具 マッシュルーム 6個(薄切り)
  しめじ 1パック(小房に分ける)
  玉ねぎ 1個(薄切り)
  ベーコン 6枚(幅1センチくらい)
  バター 大さじ1
卵生地
  卵 2個(L玉)
  生クリーム 1カップ
  塩こしょう 適量
溶けるチーズ 200g

≪作り方≫
1.型に生地を貼りつけて基本の作り方で焼く。

2.フライパンにバターとベーコンを入れて炒め、そのほかの具を入れてしんなりするまで炒める。

3.ボウルに卵と生クリームを良くほぐし、塩こしょうで調味する。

4.焼きあがった型に具を並べ、卵生地を静かに注ぎ、チーズを全体にかける。予熱しておいたオーブンで約30分焼く。

きのこのキッシュ作り方のコツ

レシピに書いてある以外にもいろいろな種類のきのこを試してみましょう。

ほうれん草とロースハムのキッシュの作り方

≪材料≫
生地 冷凍パイシートかタルト生地の材料

具 ほうれん草 一束(塩ゆでしてしっかり水気を絞り、3センチ長さに切っておく)
  ロースハム 100g(適当な大きさに切る)
  玉ねぎ 1個(薄切り)

卵液
  卵 2個(L玉)
  生クリーム 1/2カップ
  牛乳 1/2カップ
  塩こしょう
  パルメザンチーズ 30g(粉チーズ)

溶けるチーズ 200g

≪作り方≫
1.型に生地を貼りつけて焼いておく。

2.卵液を作る。パルメザンチーズも一緒に混ぜる。生クリームと牛乳を半分ずつにした作り方です。

3.フライパンにバターを敷き、玉ねぎとロースハムを炒める。

4.型に炒めた玉ねぎとロースハム、ほぐしたほうれん草を並べ、上から卵液を静かに注ぐ。

5.予熱しておいたオーブンで約30分こんがりと焼く。

ほうれん草とロースハムのキッシュ作り方のコツ

ほうれん草の水切りが足りないと味が薄まったり、その部分だけ卵液の濃度が薄まってかたまらなくなります。

夏野菜のキッシュの作り方

≪材料≫
生地 冷凍パイシートかタルト生地の材料

具 かぼちゃ、パプリカ、紫玉ねぎ、プチトマト、ズッキーニ
  オリーブオイル 大さじ2

卵液
  卵 2個(L玉)
  豆乳 1カップ
  顆粒コンソメ 大さじ1
 
溶けるチーズ 200g

≪作り方≫
1.型に生地を貼りつけてオーブンで焼いておく。

2.卵液を作る。

3.フライパンにオリーブオイルを敷いてプチトマト以外の具を適当な大きさに切り、炒める。型に並べて、卵液を静かに注ぐ。

4.プチトマト、溶けるチーズを上から乗せ、予熱しておいたオーブンで約30分焼く。

夏野菜のキッシュ作り方のコツ

プチトマトは加熱をすると水分が出ますので、キッシュの上に乗せるように置きます。

エビとアスパラガスのキッシュの作り方

≪材料≫
生地 冷凍パイシートかタルト生地を型に貼りつけ、オーブンで焼いておく。

具 エビ (殻をむいて、大きければ適当な大きさに切っておく)
  アスパラガス (根元の固い皮を剥き、斜め切りにする)
  じゃがいも (皮を剥いて薄切りにする)

卵液 
  卵 2個(L玉)
  生クリーム 1カップ
  塩こしょう

溶けるチーズ 200g

≪作り方≫
1.型に生地を貼りつけてオーブンで焼いておく。

2.卵液を作る。

3.フライパンにバターを敷いて具を炒める。じゃがいもは多少固めでも構わない。

4.焼きあがった型に具を並べ、上から静かに卵液を注ぐ。溶けるチーズを乗せて予熱しておいたオーブンで約30分焼く。

エビとアスパラガスのキッシュ作り方のコツ

キッシュの焼き上がりをきれいに見せるには、具の彩りの配分が大切です。キッシュの生地に具を並べたら、具が動かないように静かに卵液を注いでください。

キッシュの作り方のまとめ

キッシュは中に入れる具材を選びませんので、いろんな具を組み合わせておいしいキッシュを作ってください!

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