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天ぷらの定番 かぼちゃの天ぷらは、みんなが大好き人気者!

天ぷらには外せない素材のかぼちゃ。かぼちゃは料理からスイーツまで利用方法も多く、人気者の野菜です。特にかぼちゃの天ぷらは、ほくほくして甘みがあって、食べごたえもあるのでおいしいですよね。そんなかぼちゃの天ぷらについて詳しく知って、おいしい天ぷらを揚げましょう。

人気者のかぼちゃの基礎知識

かぼちゃはポルトガルから伝わった野菜で、栽培しやすく料理にも広く使われたことから、全国に広く普及しました。
日本で多く食べられているかぼちゃには大きく分けて三種類あり、もっともよく流通しているのは西洋かぼちゃと呼ばれる品種で、表面のでこぼこは比較的少なく緑色をしており、果肉はほくほくとしているかぼちゃです。

ほかに日本かぼちゃと呼ばれる、小ぶりで濃い緑色の果皮をしており、表面に深い切れ込みが数本付いた品種があります。このかぼちゃは水分が多く、しっとりとした食感です。
また、果皮が黄色く大ぶりなペポかぼちゃも最近では見かけるようになりました。

かぼちゃの栄養

かぼちゃは緑黄色野菜で、緑色の皮には抗酸化物質が多く含まれています。果肉のオレンジ色はカロテンの色で、これも活性酸素の働きを抑え、細胞の老化を遅らせる働きがあります。

ほかに食物繊維も多く含まれており、ビタミンA、C、Eが豊富です。
これらの栄養素は共通して抗酸化作用がありますが、具体的には血管や肌を柔らかく保つ効果は、美肌や動脈硬化の予防にもなります。細胞の老化を防ぐことは、肌のシミやしわを防ぐことにもつながりますし、免疫力が上がると風邪を引きにくくなったり、体調を崩しにくくなることにつながります。

かぼちゃの旬

かぼちゃは夏から秋にかけて収穫されます。
夏に収穫されたばかりのかぼちゃは未熟なものも多く流通し、甘みが少なく、水分が多いのでやわらかいかぼちゃです。

かぼちゃは収穫後も常温保存して追熟させることができますので、冬至にかぼちゃを食べる、という習わしがあるくらいで、冬を越すくらい長く保存することができます。

天ぷらにするとかぼちゃの魅力がアップするという事実

かぼちゃは料理からスイーツまでさまざまな利用方法がありますが、中でもかぼちゃの天ぷらは、栄養面からみてもかぼちゃのおいしさから考えても、とても良い料理方法と言えます。

天ぷらは油を使う料理であること、短時間の加熱で仕上げること、調味料が単純で、素材の味を生かす食べ方であると言えます。

かぼちゃに含まれるカロテンやビタミンA、Eは特に油との相性が良く、油と一緒に摂取することで体内への吸収がとてもよくなります。

またビタミンCは加熱によって損なわれやすい栄養素ですので、短時間で調理する天ぷらはビタミンCの摂取にとってとても都合が良い料理方法です。

天ぷらにおいしいかぼちゃの見分け方

まずはよく熟したかぼちゃを選びましょう。
かぼちゃの天ぷらは食感は好みもありますが、ほっくりしたかぼちゃの天ぷらが好きな方でしたら、西洋かぼちゃを選んでください。

種が薄く、ワタが果肉にくっついています。まだ未熟なかぼちゃです。

かぼちゃが完熟しているかどうかは、カット売りをしているかぼちゃであれば種と果肉の色でわかります。
種がふっくらとして大きく成長しているもので、種のかたまったワタの部分が果肉にくっついているのではなく、ごっそりと外れるようになっていれば完熟をしています。

また果肉の色が薄い黄色のものは熟していないことが多く、やわらかい果肉をしています。

丸ごとで売られているかぼちゃであれば、ヘタが乾燥して枯れたようになっているもの、表面につやがなく、水分の少ない様子をしているもの、持った時にずっしりと重いものがよく熟しており、ほっくりした天ぷらには向いています。

かぼちゃの天ぷらの下準備

天ぷらにするときは、あまり薄く切りすぎるとほくほくした食感がなくなりますので、やや厚みを持たせて切る方が良いでしょう。

熟したかぼちゃは固いので包丁で切りにくいですが、包丁でぐるっと一周切り込みを入れて、次に切込みに沿ってまた一周し、また切込みに沿ってぐるっと一周し、というようにすると無理なく固いかぼちゃを切ることができます。

厚さは好みでかまいませんが、厚みを揃えるようにしましょう。
加熱時間が同じになるようにすると、天ぷらにしたときに衣の色も同じように仕上がりますのできれいです。

天ぷらにするときには、皮はつけたままでも外してもどちらでもかまいません。

かぼちゃの天ぷらを揚げよう

≪材料≫

かぼちゃ

天ぷら衣
冷水…500ml

卵…1個

薄力粉 ※ふるってから計測する。…250ml

≪作り方≫

1.かぼちゃは幅3㎝に切り分けて、薄く薄力粉をまぶしてから、天ぷら衣をつけます。余分な薄力粉をはたいて落とします。

2.箸でギュッと握らないように、皮の部分を下にしてそっと天ぷら鍋へ入れます。
揚げ油の温度は180℃です。

3.入れたあとは、天ぷら衣が固まるまで40秒~1分ほど触らないでください。

4.焦げないように1分おきにひっくり返します。

5.8分揚げたら、バットに取り上げて、紙にくるんで保温します。

6.余熱5分でおいしい天ぷらの完成。

ますます魅力たっぷりのかぼちゃの天ぷら

かぼちゃの天ぷらは材料も作り方も、コツさえつかめばとてもシンプルです。
天ぷらにすることでかぼちゃの持つ栄養をより効率よく摂ることができますので、食卓にもっとかぼちゃの天ぷらを取り入れたいですね。

かぼちゃの天ぷらが残ったときは、オーブンであたためて天ぷらとして食べるほか、天ぷら衣を外してかぼちゃをつぶせば、サラダに利用することもできますし、煮ものにも天ぷらにしたときの油分が残っているのでコクが加わっておいしいです。
かぼちゃの天ぷらの再利用です。お試しください。

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