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もう失敗しない!うずらの卵がつるっと簡単キレイに剥ける茹で方

お弁当に入っているとちょっとうれしいうずらの卵ですが、キレイに剥けずにガッカリした経験をお持ちの方も多いはず。水煮を使うのも便利ですが、ちょっとした茹で方のコツさえ押さえれば簡単につるっときれいなうずらの卵ができます。茹で方はとっても簡単!ではみてみましょう。

小さいけどスゴイ!うずらの卵のパワー

うずらの卵は約3センチほどで、5~7センチほどの鶏卵と比べるとかなり小さい卵です。
しかしながら、その小さな卵には鉄、銅、ビタミン類、葉酸が鶏卵の約2倍含まれており、脂質は鶏卵とほぼ同じととってもヘルシー食材なのです。なかでもビタミンB2はうなぎの2倍、鉄分はレバーに匹敵するほどで、中国などでは病後や産後の滋養強壮食材とされてきました。

どうしてうずらの卵は剥きにくいの?

原因その① うずらの卵の薄皮の強度

水から茹でて茹であがったらしっかり水で冷やして…きちんをした茹で方をしているのになぜか剥こうとすると、殻に白身がくっついてボロボロになってしまった経験はありませんか?
その原因はうずらの卵の殻の薄皮にありました。
うずらの卵の薄皮の強度は鶏卵の約2倍。この強度のある薄皮がぴったりとくっついて剥きにくいのです。

原因その② うずらの卵の鮮度

当然、新鮮なうずらの卵のほうがいい!と思いがちですが、実は茹で卵として食べるには買ってから1~2週間経ったうずらの卵のほうが同じ茹で方をしてもつるっときれいに剥けて食感もプリッとおいしいのです。

その原因は卵の中に含まれているCO2。新鮮なうずらの卵にはCO2が多く含まれており、茹でる際にこのCO2が膨張して白身と薄皮がぴったりくっついてしまいます。時間が経つと殻の気孔という穴からCO2が抜けて白身の膨張を防げます。また、ボソッとした食感になってしまうのは、CO2が白身に含まれたまま茹でると中が穴だらけの状態になってしまうからです。

食感別で見たうずらの卵の最適な茹で方は?

トロトロ、半熟、固ゆでとうずらの卵の好みの茹で加減は人それぞれですが、なかなか思い通りの茹で加減にならないこともありますよね。
そこで、好みの茹で加減にする最適な茹で時間を見てみましょう。

トロトロ卵

【茹で方】
お湯で2分茹でる。

黄身がトロ~ッと流れる感じ。

半熟卵

【茹で方】
お湯で2分30秒茹でる。

固ゆで卵

【茹で方】
お湯で3分茹でる。

いずれの茹で方も、茹でたらすぐに冷水で冷やしましょう。
卵は茹でると白身のアミノ酸が分解されて硫化水素が発生します。これがイオウ臭の原因です。
また、黄身の鉄分と反応すると黄身の変色が起こります。
すばやく冷やすことで、この反応を抑える働きがあります。

簡単!失敗しないうずらの卵の茹で方

失敗しないうずらの卵の茹で方 その①

【用意するもの】
・冷やすための水(水100ml、塩大さじ2、氷10個くらい)、フタ付きフライパン
【茹で方】
・うずらの卵のお尻にわずかにヒビを入れ、フライパンにうずらの卵と、水大さじ2を入れフタをし強火で2分~3分(お好みの加減で)。
・すばやく冷水に入れてかき回す。

【剥き方】
・卵を軽く指でゴロゴロ転がす。
・リンゴを剥くようにお尻のほうから剥いていく。

失敗しないうずらの卵の茹で方 その②

【用意するもの】
・お鍋、お椀(同じもの)2つ
【茹で方】
・鍋にうずらの卵を入れ、ひたひたまで水を入れ強火にかけ菜箸で軽くかき回しながら茹でる。
・沸騰して2分~3分茹でる(硬さの好みで調節してください)。冷水に入れてさます。

【剥き方】
・うずらの卵が冷えたらお椀に移し水をひたひたに入れもう1個のお椀でフタをし、20回ほど優しく振る。(乱暴に振らないこと)
・うずらの卵にヒビができたら水を張ったボウルの中に入れる(殻と身の間に水が入り剥きやすくなる)
・ペロッと殻と薄皮が剥けます。

失敗しないうずらの卵の茹で方 その③

【用意するもの】
・鍋、ザル(鍋より一回り小さいもの)
【茹で方】
・鍋にお湯を沸かし、ざるに入れたうずらの卵を入れる。
・2~3分茹でたらザルごとうずらの卵を出し、冷水で冷やす。

【剥き方】
・冷やしたうずらの卵を鍋に戻し少量の水を入れ、上からザルをかぶせて軽く振る。
・ヒビが入ったらお尻のほうから剥く。

どの茹で方もとても簡単ですね。
お好みの茹で方でぜひ試してみてください。
茹で方の基本は「茹でたらすぐ冷水に」「殻のヒビに水を入れて隙間を作る」という点です。

うずらの卵のおすすめレシピ

そのままでも美味しいうずらの卵ですが、味付けや調理法で食卓やお弁当のレパートリーがさらに広がります。
簡単な茹で方のつぎは、簡単なおすすめレシピもぜひ試してみてください!

おすすめレシピ①

うずらの卵の味玉

ニンニクやショウガなどを一緒に揉みこんでも美味しいです。
お弁当、お酒のおつまみにぴったり!

上記の茹で方で茹でて殻を剥いたうずらの卵をビニール袋に入れて、めんつゆ(大さじ1)と味噌(小さじ1)を入れて軽く揉む。一晩冷蔵庫で寝かせて完成!

おすすめレシピ②

うずらの卵のパン粉焼き

パン粉の香ばしさとマヨネーズのまろやかさがとても合います!

上記の茹で方で茹でて殻を剥いたうずらの卵を半分に切って耐熱皿に並べパン粉、チーズ、マヨネーズをのせてオーブンで軽く焼き目がつくまで焼いて完成!

おすすめレシピ③

うずらの卵のスコッチエッグ

見た目もかわいくお弁当にぴったりです!

①上記の茹で方で茹でて殻を剥いたうずらの卵に片栗粉をまぶす。
②ハンバーグのたね(ひき肉、玉ねぎなど)で卵を包み小麦粉→溶き卵→パン粉の順につける
③油できつね色になるまで揚げて完成!

以上、うずらの卵がつるっと簡単キレイに剥ける茹で方でした。

誰でも簡単にキレイにツルッとしたうずらの卵ができる茹で方をご紹介しました。
ご紹介した茹で方のコツ以外にも、茹でた卵をタッパーに入れてシェイクするなど身近なもので応用ができるようです。ご家庭でもご紹介した茹で方で栄養満点のうずらの卵を楽しんでみてください!

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