ちょっとした工夫で美味しいさんまの塩焼きが！そのコツとは？

美味しいさんまの塩焼きを食べるためには、もちろん美味しいさんまを選ぶ必要があります。美味しいさんまの見分け方のポイントは、まず頭から背中に向けて盛り上がりがあること、厚みのあるさんまを選ぶ（脂がのっているさんまには厚みがある）こと、鮮度は腹部が硬い方が新鮮なので、腹部が硬いものを選ぶこと、黒目の周りが透き通った感じがあること、尻尾を持った時に一直線に立つことなどが、美味しいさんまを見分けるポイントでもあります。

塩焼きをする前に、まずはさんまをしっかりと洗いましょう。さんまは片栗粉入りの塩水で、表面についているぬめりを取ります。水１Lに対して塩を大匙２、片栗粉を大匙１ほど入れて下さい。塩だけでなく片栗粉を入れる理由は、さんまのぬめりが取れやすくなるだけでなく、臭みも取れやすくなるからなのです。臭みをしっかりと取ることが、美味しいさんまの塩焼きを作る上で、大切なポイントの一つでもあります。

また、美味しいさんまの塩焼きの作り方として、さんまを洗う時のポイントは、洗いすぎないことです。洗いすぎる事でさんまのうまみが水に逃げ出してしまうので、ササっと手早く洗うのが良いでしょう。

さんまをしっかり洗ったあとは、水気をしっかりと切ることが大切です。洗ったあとの水分にはさんまの臭みが出ているので、その臭みを取るためにもキッチンペーパーなどでしっかりと水気を切りましょう。

美味しいさんまの塩焼きを作るためには、塩を振るタイミングと塩加減も大切です。まず塩を振るタイミングは、焼く１０分ほど前が好ましいとされています。塩を振った後は１０分ほどそのまま放置し、その後さんまから余分な水分が出ている場合には、その水分もしっかりとキッチンペーパーなどでふき取って下さい。塩加減については好みもありますので、自分の好みに合わせて決めて下さいね。

また、塩を振りかけることで、さんまにこんがりとした焼き色がつき、見た目も美味しそうなさんまの塩焼きに仕上がります。そのため、塩ではなくしょうゆやポン酢で食べたい方も、ほんの少しでも良いので、塩を振ると良いでしょう。美味しく食べるためには、見た目も大切なポイントです。塩焼きが美味しく見えるのは、きれいな焼き色があるからとも言えるのです。

さんまに切れ目を入れる際には、切れ目を十字に入れる事で見た目もきれいに仕上がり、なおかつ火の通りも良くなります。また、さんまの皮がはじけるのも防いでくれるので、切れ目は必ず入れた方が良いですね。

もちろん切れ目は十字でなくても大丈夫ですが、十字に入れた方が、見た目がきれいですよね。切れ目を十字に入れない場合には、グリルでさんまの塩焼きを作る際、早く火が通るように、均一に切れ目を入れると良いですね。

美味しいさんまの塩焼きを作るなら、グリルで焼く前に、グリル自体を温めておくことも大切です。こうすることでグリル内に熱がいきわたり、焼きムラが起こりにくくなります。と言うことは、美味しいさんまの塩焼きができることに繋がるのです。

さんまの塩焼きの付け合わせには、大根おろしとカボスが定番です。大根おろしは適度に水気を切って盛り付けます。脂ののった秋刀魚の塩焼きを、さっぱりとした口当たりにしてくれます。また、カボスもあれば一緒に添えて下さい。カボスはレモンなどに比べると酸味が強すぎないため、さんまの塩焼きとの相性も抜群なのです。

お店で注文して食べるさんまの塩焼きは、七輪で焼かれたものだったりして、家で食べるさんまの塩焼きとは別物ですよね。ですが家でも美味しいさんまの塩焼きが食べれるなら、それに越したことはありません。さんまの塩焼きを作る際、いつもの手順に少し工夫するだけで、すごく美味しいさんまの塩焼きになるんです。もちろんさんまだけにかかわらず、他の魚の塩焼きでも同じ事が言えます。ぜひ一度、だまされたと思って試しに作ってみて下さいね。